ゴールドマインは、昨年秋に中央から転入し、水沢コースに限れば10戦7勝。1月のトウケイニセイ記念では3キロも軽いマヨノエンゼルに1馬身1/4差で敗れたが、今シーズンの水沢ではシアンモア記念で東海勢2頭に先着を許したのみで地元に敵なし。舞台が水沢で、定量の地元同士の対戦なら負けられないところだろう。
昨年3歳でこの青藍賞を制したマヨノエンゼルは、その後年末の桐花賞でゴールドマインの2着、トウケイニセイ記念では軽量を味方に逆転勝利を果たした。今シーズンは古馬一線級での活躍が期待されたが、ここまで4戦して3着が最高という成績。残念ながら期待ほどの結果は残せていない。
ならば、中央から転入2戦目の前走A級戦を2番手から余裕を持って抜け出したエスユーペニーに期待してみたい。水沢1600メートルの良馬場1分41秒7は、昨年の勝ちタイムからコンマ1秒遅いだけ。タイム的にはここで通用しても不思議はない。
水沢大得意のマイネベリンダは、前走ビューチフル・ドリーマーカップであっと驚く逃げ切り勝ち。牡馬との重賞でどこまでやれるか。今回もハナを切れそうなメンバーだが、ノーマークだった前走のように楽に逃げさせてもらえるかどうか。
◎ゴールドマイン
○エスユーペニー
▲マヨノエンゼル
△マイネベリンダ
ムツミマーベラスは、同世代同士なら牡馬を含めての断然の実績で、牝馬同士ならなおさらだ。ここまで14戦13勝、2着1回。唯一先着を許したのは、福山ダービーでのフォーインワン(牡)のみ。前々走では古馬A3特別を逃げ切って楽勝。今回と同じようなメンバーだった前走の特別戦でも4馬身差の完勝。アクシデントでもない限り、ここは負けそうもない。
相手はビクトリーヒマワリかナカドイセンプーのどちらか。ナカドイセンプーにはたびたびムツミマーベラスの2着という成績があるが、勝ち星は昨年2歳時の10月以来ごぶさた。一方のビクトリーヒマワリはここ5戦いずれも3着以内で、特に近2走は古馬B6、B5と連勝中。順調度でビクトリーヒマワリを上位にとる。
福山プリンセスカップを制したワイエスオジョー、3歳1組特別勝利に続いて古馬C級で3戦連続連対のナカドイホーセキあたりが3着争いに加われるかどうか。
◎ムツミマーベラス
○ビクトリーヒマワリ
▲ナカドイセンプー
△ワイエスオジョー
△ナカドイホーセキ