NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
兵庫ダービー(園田ダービー)馬が3世代揃った。昨年のバンバンバンク、06年のチャンストウライ、05年のグレートステージ。やはり実績的にもこの3頭の争いになりそうだ。3カ月半ぶりになるが、このメンバーならチャンストウライが負けられないところ。前走オッズパークグランプリ2009は、見せ場をつくれず6着に敗れたが、今年は地元兵庫の重賞とA1特別を勝利。兵庫限定の重賞、距離1870メートル、そして下原騎手に戻る今回は再び強いレースを見せてくれるだろう。
グレートステージも実績では上位。9カ月ぶりの休み明けとなった前走、1番人気ながら7着に敗れたが、叩き2戦目となる今回は巻き返したいところ。
連覇がかかるのがバンバンバンク。今年正月の新春賞以来勝ち星から遠ざかっていて、前走A1A2特別では僅差の3着。実績馬はいても近走安定した成績を残している馬が少ない今回のメンバーなら上位争いにも食い込めそうだ。
今年の兵庫ダービー2着馬キヨミラクルは、前走コウノトリ賞でダービー馬カラテチョップに6馬身差をつけて勝っているものの、それ以前はA2特別で善戦まで。古馬との斤量差も1キロのみで、上記3頭の実績馬に比べるとやや見劣る。
オキナワニキセキヲは前走古馬B2特別勝ち。調子を上げてはいるが、距離実績もないだけに、上位争いに食い込めるかどうか。
◎チャンストウライ
○グレートステージ
▲バンバンバンク
△キヨミラクル
△オキナワニキセキヲ