【4/12金沢・スプリングカップ】吉原騎手に重賞制覇のチャンス
昨年度の金沢はノーブルシーズの5冠制覇で盛り上がりを見せた。しかし、6月の東海ダービー、今年2月の梅見月杯と、2度の名古屋遠征で結果を残せなかったのは残念だった。
ただ地元金沢では、3歳ながら北國王冠、中日杯と、伝統の古馬4大重賞のうちの2つを制したことは事実。ここもノーブルシーズで、といきたいところだが、一筋縄ではいかないシーズン開幕の重賞だけに、ちょっとひねってヒカルベガを狙ってみたい。
ヒカルベガは、中央から転入緒戦の新春特別(A1)で5馬身差圧勝。前走名古屋大賞典JpnIIIは惨敗だが、相手がスマートファルコンではしかたない。吉田晃浩騎手が落馬負傷のため、今回は吉原寛人騎手に乗り替った。吉原騎手と言えば、NARグランプリ2008でフェアプレイ賞を受賞。昨年、重賞は笠松でオータムカップを制したのみで、地元金沢では勝てなかった。今年の目標として、地元での重賞勝利というのを挙げていただけに、巡ってきたチャンスを生かしたいところ。他のほとんどの馬たちが冬季休養明け緒戦となるのに対し、名古屋大賞典JpnIIIで実戦を経験しているのも有利。
ノーブルシーズも地元なら負けなれない。
勝つのはこの2頭のどちらかだろう。
まだ底を見せていないのがツルギフェロン。昨シーズンはA2特別まで勝ち上がり、年明け1月笠松に遠征した白銀争覇は7着だが、ノーブルシーズですら名古屋に遠征して結果を残していないだけに、このメンバーで勝負になってもまったく不思議はない。
テンリットルは2000メートルを超える大レースで激走を見せるが、昨年3月に行われた同じ1900メートルのイヌワシ賞で2着があるだけに、展開次第では上位食い込みの可能性はある。
◎ヒカルベガ
○ノーブルシーズ
▲ツルギフェロン
△テンリットル