NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
サイレントグリーンは、おととしこそ2着だったが、ここ4年でこのレース3勝、2着1回という成績。盛岡芝2400メートルでは圧倒的な存在感を示してきたが、今年は前哨戦のかきつばた賞では中団のまま5着。そろそろ衰えを隠せない感じだ。
代わって盛岡芝の覇権を握ろうというのがボスアミーゴ。積極的に中央の芝にも挑戦しているが、盛岡の芝に限ればここまで8戦6勝、2着2回。その2着のうちの1回はコスモバルクに敗れたもので、ほぼ完璧な成績といっていいだろう。今年も6月7日のあじさい賞(芝1700メートル)を勝ち、前哨戦のかきつばた賞でも中団うしろから3〜4コーナーでひとまくり、直線で先頭に立つという完璧な勝ち方だった。地元勢にはこれといった相手も見当たらず、ここも負けられないところ。
芝の長距離で期待してみたいのが名古屋から遠征のマヤノグレイシー。中央時代は準オープン勝ちがあり、芝のマイル以上を中心に使われていた。9歳といってもまだ26戦しか使われておらず、前走名古屋1800メートルのオープン戦での7馬身差圧勝を見れば衰えの心配はないだろう。
サイレントグリーンも、前走かきつばた賞は5着に敗れたとはいえ、ボスアミーゴから0秒7差なら見限るわけにはいかない。
コスモアンファングは、あじさい賞3着、かきつばた賞2着の結果から芝向き。
金沢のマヤノオスカーは中央での初勝利が芝で、長距離のゆったりした流れが向いている。
◎ボスアミーゴ
○マヤノグレイシー
▲サイレントグリーン
△コスモアンファング
△マヤノオスカー