浜松オート所属の31期・渡辺篤選手にお話をお聞きしました。
(取材日5/22)
―まずはオートレーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?
元々、ロードレースでバイクのレースをやっていて、その時に浜松に引っ越してきて、その前からオートレースがあるのは知っていたので実際に見に行ったりして。自分がロードレースを引退する前からオートレースの選手になりたいなっていうのはありました。ただ、年齢とかも厳しかったんですけど、29期のタイミングで治親さんが(川口29期・青木治親選手)特例とかで入って、そういう制度ができたので、自分もチャレンジしてみようかなという感じです。本格的に思ったのはロードレースをやっていた最後の方というか、治親さんが入ったくらいからですかね。
―養成所に入ってからはどうでしたか?
あんまりできない体験だったので大変だったんですけど、楽しんで取り組んで、同期とも楽しく過ごせました。体力的な訓練とかはちょっときつかったですね。自分は33歳くらいの時に入ったので。若い同期だと、摩弥(川口31期・佐藤摩弥選手)とかは10代だったと思うんですけど、そういう人たちと同じメニューをこなすのはきつかったですね。
―途中からバイクに乗る訓練が始まると思うんですけど、オートレースのバイクはどうでしたか?
難しかったんですけど、でもなんか、訓練の時から楽しく乗れました。ロードのバイクとは全く違うんですけど、押しがけとかは問題なかったです。スピード感で怖いとかは思ったこともないですね。
―デビュー戦の時のことは覚えていますか?
多少は緊張しましたけど、あまり今のレースとそんなに変わらないです。元々、経験があったっていうのはあるんですけどね。
―ここまでオートレーサーとしてやってきて苦しかったことはありますか?
苦しかったといえば、例えば落車しちゃったり、周回誤認とかしちゃった時に自分だけじゃなくて、お客さんにも迷惑をかけてしまうことですね。自分たちだけじゃなくて、やっぱりお客さんは自分たちの成績によってガッカリすることもあれば喜んでもらえることもあるので。
―オフの日に何か取り組んでいることはありますか?
太らないように気をつけてるぐらいですかね。最近は減量も体調的なもので進んでなかったりもするんですけど、まあ、でも太らないように節制はしています。同年代に比べたら全然太ったりはしていないんですけど、選手の中だと、今は特に記念とかに行くと軽い選手が多い印象があるので、そうすると自分とかの体重だと重い方に入ってしまうので、そこはトレーニングしないといけないと思ってます。同ハンもそうですけど、前のハンデの人で、軽い人を抜いて行くときに、直線で伸びられてしまったりして、無理して抜いていかないといけないとかあるし、その分エンジンを良くしなきゃってのはありますので。
―今、ご自身の中で課題としていることはありますか?
もうちょっとインを使って抜いて行けるようにしたいですね。きょう(5月22日)のレースでも同じ試走32でも若井さん(川口25期・若井友和選手)は内からどんどん順位を上げて行けるんですけど、自分は外回りになるので影響を受けやすい。ちょっと前までだったらそれで良かった時もあったんですけど、最近はそれだけだと成績が悪くなってしまうので、やっぱり内もしっかり使えるような感じで行かないと厳しいですね。ただ元々、外を使うのが慣れているので、内を使う練習もしてみたんですけど、そうすると車速もなくなってしまって、いいところがなくなってしまうんですよ。そこが難しいところですね。
―今の目標はありますか?
基本はもう何年も前からそうなんですけど、記念、特にGIの優勝をしたいっていうのと、SGの優勝戦に乗って年末のスーパースターに出るのが目標ですね。
―今、全選手の中でスタートが巧いと思う選手は誰ですか?
みんな速いですよね(笑)。あえて言うと、スーパースターに出ているような人たちですよね。自分が最重ハンで7枠とかに入って、8枠にそういった人たちが入ると、すごいスタートが切りにくいというか。よくあるのが宏和(浜松32期・鈴木宏和選手)ですね。一番安定しているのは周平(伊勢崎31期・青山周平選手)と圭一郎(浜松32期・鈴木圭一郎選手)のような気がしますね。この前のレース見ても、スーパーハンデになると最重ハンの選手を叩いていったりするくらいなので。
―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
オートレースがこれからも盛り上がるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
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