伊勢崎所属30期。常にオートレースに情熱を持って、そして楽しそうに取り組んでいる高身長レーサー・新井恵匠選手にお話をお聞きしました。
―去年を振り返ってみてどうでした?
最初の方はあまり良くなくて、11月ぐらいから少しずつ良くなってって感じですね。乗り方とかいろいろ考えて、実践してみたらいい方向へ行ったなって。それをちゃんとコントロールできるようになれば、もっと良くなると思う。まだ形にはなってないけど、今までできなかったことができたり、自分より強い人がやっていることが少しずつできるようになってきました。今まではできなかったけど、少しずつ良くなってきました。
―今、自分の中で課題としていることはあるんですか?
(車の)向きの変え方とか、上手に車を押さえると言うか、そういうことですね。直線もそうですけど、コーナーリングとか、やっぱり自分より強い人とかはしっかりしてますもんね。
―今、巧いなと思う選手はいますか?
いっぱいいますよ(笑)。でも、やっぱり貢さん(伊勢崎22期:高橋貢選手)が凄いっすよね。伊勢崎所属になって、近くで見ることも増えたじゃないですか。やっぱり次元が凄いっすよね。向きを変える技術があるので、あとはその、周りを見る能力が高かったり、展開を見る能力だったり、全部に関係するわけじゃないですか。そういうのを自分の中で鍛えて、今があると思うので、やっぱり凄いなって。周りが見えてないと事故にもつながっちゃうだろうし。事故を回避する能力も凄いなって思います。
―改めてですけど、オートレーサーになるきっかけって何だったんですか?
高校ぐらいの時にみんなでオートレースを見に行って、最初は格好いいなと思っていたんですけど、だんだん憧れに変わっていって、その憧れから自分もなりたい、なろうみたいな感じになって。
―養成所での生活はどうでしたか?
最初の体力作りの期間が一ヶ月ぐらいあったんですよ。それはもう、それはそれはキツかった。でも、(オートバイに)乗るようになってからは楽しかった。
―それまで、運動って何かやっていたんですか?
いやもう、その時22才くらいだったんで。社会人になってやんなくなってました。だから、最初の体力作りはつらかった。
―一番印象に残っているレースはありますか?
初めて記念を獲った若獅子ですかね。あれは印象に残ってます。デビュー戦も印象に残ってますけど。デビュー戦は小林啓二さん(山陽8期:小林啓二元選手)に抜かれて2着でした。どっちも印象に残ってますね。
―ここまでで苦しかったことはありますか?
苦しかったことは、やっぱあの、反則したり、人を落車させちゃったりすることですね。人に迷惑をかけてしまうので、それはやっぱり苦しいですよ。すごく。
―体調管理とか体重管理とか、日々取り組んでいることはありますか?
一応、(体重が)増えないようにはして、なるべく減らしたいんですけど。食べる量とかも少なめにして、運動もある程度して、増えないようにしてます。
―仕事がない時の、オフの過ごし方はどんなですか?
ゆっくり。ゆっくりがいいですね。この仕事だと、のんびりもやってられないじゃないですか。(休みの日は)のんびり起きて、長い時間寝てって感じですね。
―師匠ってどなたでしたっけ?
義明さん(伊勢崎22期:木村義明選手)です。
―今もけっこう話とかするんですか?
同じ伊勢崎に行ったし、ロッカーも隣ですよ。変わらずの関係です。
―これからオートレーサーとしてどうなっていきたいですか?
直近の目標は、あの、SGを獲るつもりで今、仕事をやっているんですよ。去年の春ぐらいから。で、だんだん乗る方も良くなってきているし、エンジンもちょっと良くなってる気がするんですよね。なんで、ここ数年以内には獲るつもりでいます。
―ここまでSGでは優勝戦3着が最高の結果なんですよね。
ですよね。今はまだあの、技術を高めたりしてる最中なので。本格的にもうだいぶここまで良いってなったら、自分もだいぶ(体重を)絞ると思うんですよ。あまり絞ると動けなくなっちゃうし。なんか、高身長の利点がこの競技にもある気がするんですけどね。
―最後にオッズパーク会員のみなさんに一言お願いします。
自分の仕事の信念は、お客さんの車券に絡むことだと思っているので、1走1走、3着以内には入って、一生懸命仕事して、一生懸命走ります。ぜひ車券を買う時はオッズパークでよろしくお願いします。
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