*29日(日)佐賀 第5R『第21回ロータスクラウン賞』 1860m 18:05発走*
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの一員であるプリフロオールインは、当初このレースを選択肢の一つとしていましたが、もう少し高知三冠の疲れを取ってから始動ということになりました。
打越調教師のお話では、当面の目標は11月7日園田の楠賞で、その前にどこを使うかはまだ未定とのこと。
いよいよ遠征が視野に入っていますから、楽しみが広がりますね!
さて、ロータスクラウン賞。
地元の大将であるウルトラノホシが不在ということで、ここは高知のグラインドアウトを中心に考えます。
佐賀では花吹雪賞、ル・プランタン賞と強い内容で重賞を連勝。
ここで一気に存在感を増し、前走の関東オークスでは地方最先着の3着と全国区の活躍を見せました。
一戦ごとにどんどん強くなっていますし、牝馬重賞で戦ってきたとはいえ、牡馬に混じってもまったくヒケを取らない力があると思います。
夏を越えてさらにパワーアップした姿を期待しています。
対抗は佐賀のデッドフレイ。
佐賀皐月賞2着、栄城賞2着と、佐賀3歳三冠では悔しいレースが続きました。
ウルトラノホシを意識したレースをしてきましたから、今回は自分のリズムで運べるのではないでしょうか。
長くいい脚を使える馬で、1860mの距離も合いそうです。
3番手は連勝中のラインフォルテ。
JRA未勝利から佐賀に移籍して破竹の6連勝と、一気に才能が開花した印象です。
相手はかなり強くなりますが、ここでどんな競馬ができるか試金石の一戦です。
安定感のあるカシノルーカスは展開一つで上位争いも可能でしょう。
末脚に定評のあるトレベルオール、先行してしぶとい脚を使うトゥールリーまで。
◎9、グラインドアウト
〇5、デッドフレイ
▲12、ラインフォルテ
△11、カシノルーカス
△10、トレベルオール
△8、トゥールリー
*23日(月)金沢 第11R『第44回白山大賞典』 2100m 17:10発走*
今年はJRA勢が中心、地方勢はちょっとつけ入るスキがなさそうです。
JRA勢の中でも力の比較が難しいところですが、初めてのダートグレードに挑むダイシンピスケスを本命にしました。
昨年末の2勝クラスから一気にオープンまで3連勝と、ここに来て力を付けましたね。
逃げても番手でも競馬ができるのは強みで、他の馬の出方次第で競馬ができそうです。
ただ逃げたいメイショウフンジンが外隣にいるので、そこのさばきがむずかしそうではありますが、スタートダッシュが速いですから、この馬が逃げる展開になるかもしれません。
地方経験が豊富な馬なので、初めての金沢はまったく問題ないでしょう。
約7か月ぶりの休み明けで当日の仕上がりが気になるところですが、坂路で入念に乗りこまれているので力を発揮してくれると思います。
メイショウフンジンは前走のマーキュリーカップで揉まれ弱さを露呈しました。
スタートがそれほど速くない馬なので、内枠だと厳しいですね。
今回は外枠ですし、ダイシンピスケスが行っての2番手が取れれば、しぶとい脚を使ってくれるのではないでしょうか。
ただ懸念がないわけではなくて、外隣のファルコンウィングがテンの速い馬なので、前走のヒロシクンのように被される形になるのは避けたいところ。
昨年は2着に来ている舞台ですし、スムーズに先行して自分の競馬をして欲しいです。
3番手はディクテオン。
今回のメンバーでは実績1番、小回りコースでも追い上げていける追い込み馬ですが、先行有利の馬場状態になると考えると、上記に挙げた2頭の方が持ち味を発揮しやすいのではないかと考えました。
ただ実力のある馬なので、軽視はしていません。
テンカハルはしばらく勝ち切れないレースが続きますが、マーキュリーカップでは差のない4着、いつでも上位争いに入ってくる可能性がある馬です。
2連勝中と勢いがあるサンマルパトロールは追い込み馬なので、小回りの金沢でどの辺りから加速できるかがポイントでしょう。
◎8、ダイシンピスケス
〇9、メイショウフンジン
▲7、ディクテオン
△2、テンカハル
△12、サンマルパトロール
3連単フォーメーション
8,9-8,9,7-8,9,7,2,12 12点
*19日(木)名古屋 第11R『第35回秋の鞍』 1500m 20:15発走*
地方全国交流戦ということで面白いメンバーが集まりました。
中心は東海3冠を達成したフークピグマリオン。
いつもハラハラドキドキさせてくれるレースぶりですが、それでも勝ち切っているところにこの馬の能力の高さを感じます。
前走の岐阜金賞では東海優駿からの休み明けでプラス12キロ、成長分があるにしても少し立派な体つきに見えました。
道中は手応え良く、力の違いで早めに先頭に立つ形。
そこからがこの馬の真骨頂で、ふわふわと遊びだして内から強襲されるもハナ差で勝利しました。
今回はさらに相手が強くなりますし、有力な先行馬がいるので早めに先頭に立つことはないと考えます。
距離はもう少しあった方がいい気もしますが、ここも連勝して力を証明して欲しいです。
対抗は北海道のヴィヴィアンエイト。
前走の北海道スプリントカップでは、4コーナーで外から上がって来て見せ場十分の4着でした。
オスカーブレインが逃げる速いペースを経験していますから、今回のメンバーに入れば追走が楽なのではないでしょうか。
1500mの距離は、1700mのブロッサムカップや1600mのラブミーチャン記念を勝っていて問題なし。
牡馬に混じってもまったくヒケを取らない実力の持ち主です。
大井のマスターオブライフにも注目。
まだキャリア3戦ですが、デビューから無敗の3連勝。
前走は長期休養明けでしたが、二の脚が速くハナに立つと、直線もうひと伸びして完勝でした。
今回は長距離輸送など初ものづくしの条件ではありますが、このメンバー相手にどんな競馬を見せてくれるか、今後の試金石になる一戦でしょう。
東京ダービーチャレンジを制したイモノソーダワリデ、距離短縮が合いそうなスティールアクター、先行できればカルテメトレスの巻き返しもありそうです。
◎11、フークピグマリオン
〇10、ヴィヴィアンエイト
▲12、マスターオブライフ
△3、イモノソーダワリデ
△4、スティールアクター
△7、カルテメトレス
*16日(月)佐賀 第6R『第3回鳥栖大賞』 2000m 18:05発走*
昨年は兵庫から参戦したアラジンバローズが勝利し、今年のサマーチャンピオンを勝つという経緯を辿ったわけで、鳥栖大賞は面白い位置づけのレースになってきましたね。
今年も全国各地から猛者が集まり、混戦模様のメンバー構成。
その中で本命にしたのは兵庫のサンビュートです。
門別時代には道営記念を勝っている馬。
昨シーズン終了後に兵庫に移籍し、前走の摂津盃で約8か月ぶりの競馬を使いました。
今回は叩き2戦目、2000mはもってこいの舞台ですから、状態が上がってくれば好勝負必至ではないでしょうか。
展開としてはエイシンダンシャクが逃げて2番手にグリードパルフェが付けるのではと思っているので、ある程度いい位置で競馬ができたら理想的だと思っています。
対抗はコスモポポラリタ。
前走は佐賀移籍初戦、すばらしい末脚を発揮して重賞初制覇を果たしました。
もともと末脚に定評のある馬で、楽に中団に付けられたことが勝因でしょう。
今回も先行馬はそれほど多くないので、中団には付けられると考えます。
グリードパルフェは佐賀2000mで2戦1勝2着1回とパーフェクト。
本来は本命にしたい馬ですが、今回は約半年ぶりの休み明け。
一度使った方がいい馬だと思うので、人気になるならばと3番手にしました。
中距離で確実にひと脚使うサンライズホープ、能力的にはヒケを取らないトランセンデンスまで。
◎5、サンビュート
〇1、コスモポポラリタ
▲8、グリードパルフェ
△2、サンライズホープ
△6、トランセンデンス
園田競馬場に行ったら、ぜひともこの方にインタビューがしたい!と意気込んでおりました。
今年の兵庫優駿をマルカイグアスとのコンビで制し、ダービージョッキーになった鴨宮祥行騎手。
これまでも活躍していましたが、今年はキャリアハイを更新する勢い(これまでのキャリアハイは昨年の96勝ですが、今年は9月11日時点で92勝)。
特に兵庫優駿の積極的な勝ちっぷりのインパクトが強く、そこからさらに攻めの競馬をするようになった印象で、何か心境の変化があったのか伺いたかったのです。
赤見:今頃ですが兵庫優駿おめでとうございます!マルカイグアスに騎乗して、早めに動いていった攻めの競馬、しびれました。
鴨宮:ありがとうございます。強い馬に乗せていただきましたから、馬を信じて乗りました。ただ内心は、3コーナー辺りでは冷や冷やしていましたね。これでバテたらどうしようと...。でも4コーナーでも手ごたえが良かったですし、本当に馬が強かったです。
赤見:あのレースからさらに攻めの競馬をすることが多くなった印象ですが。
鴨宮:自信にはなりました。まだ迷うことはありますが、迷う時間が少なくなったかなとは思います。強い馬に乗せていただいて、ダービージョッキーにしていただいたのに、「お前まだそんな競馬しているの?」って思われたくないじゃないですか。ダービージョッキーの名にふさわしい騎手になりたいと思っています。
赤見:今年はキャリアハイを更新しそうですね。
鴨宮:このままいけばそうなりますね。たくさんいい馬に乗せていただいて、とても感謝しています。本当は昨年年間100勝したかったのですが、96勝でちょっと足りなくて。年間100勝したら海外遠征に行きたいという目標があるので、今年こそ達成したいです。
赤見:海外遠征に行くのですか?
鴨宮:そうですね。それはずっと公言していて、目標を達成したら行きたいです。まだどこがいいとかは決めていませんが、もっと上手くなるために海外で乗ってみたいと思っています。
兵庫優駿を勝ったことが自信になり、さらにいい結果が出ていい馬が集まる、という好循環に入っているとのことでした。
海外遠征も視野に入れているということですから、この先さらなる活躍を期待します!