明日は佐賀競馬場で、『サマーチャンピオン』が行われます!
*18日佐賀 第10R『サマーチャンピオン』 1400m 16:10発走*
本命にしたのは昨年の覇者タガノトネール。
昨年のこのレースが初めての地方挑戦でしたが、勝負所で早め早めに動く積極的なレース展開で完勝して見せました。
その後勝ち星は挙げていないものの、ダートグレードでは安定した走りで上位争いに顔を出しています。
今は昨年よりも前に行ける先行力を身に付け、スムーズに流れに乗れれば相当渋太く粘るようになりました。
前走の『プロキオンステークス』はちょっと負けすぎの感がありますが、体も減っていたことも影響したのかもしれません。
今回はダートグレードでの新興勢力が揃って比較が難しいですが、これまでのような競馬ができればこの馬が一番強いと思っています。
対抗はグレイスフルリープ。
行く馬がいなければ自分で逃げられるし、番手でも競馬ができる馬。
これまでオープンで2勝していて、今回のメンバーに入っても実績は十分です。
前走は好位からいつもの競馬のように見えましたが、最後は意外に伸びませんでした。
初めての58キロを背負ったことが影響したのかもしれません。
今回が初めての地方挑戦で斤量57キロとなりましたが、これまでの競馬ぶりを見ていると、大型馬でも小回りにも上手に対応してくれそう。
ダートグレードでどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
ワンダーコロアールも初の地方場所。
休養明け後3戦はともに前に行く競馬をしていて、小回り対応も問題なさそう。
前走は大きく体が減っていたので、当日の気配を見たいところですが、アハルテケステークスの時のようにすんなり先手が取れればここでも勝負になると思います。
除外明けでも軽斤量のミリオンヴォルツ、ロングスパートが効けばフミノファルコンまで。
◎7、タガノトネール
〇4、グレイスフルリープ
▲6、ワンダーコロアール
△11、ミリオンヴォルツ
△3、フミノファルコン
16日は盛岡競馬場で、真夏の短距離重賞『クラスターカップ』が行われます!
*16日盛岡 第10R『クラスターカップ』 1200m 16:15発走*
一番のカギはダノンレジェンドの60キロという斤量でしょう。
これをこなせると見るかどうかが勝負の分かれ目です。
メンバー的に見てみれば、ノボバカラやコーリンベリーがいないので、ここ最近のレースの中では比較的楽な相手関係という気がします。
今年の『黒船賞』で初めて58キロを背負った時、村山調教師は「斤量泣きするような馬じゃない」と仰っていましたが、その通りの強いレースを見せてくれました。
この馬の能力とメンバー構成的に、60キロもなんとかなりそうな気がするのですが...
それでもやはり、この斤量で勝ち切るのは少し厳しいのではと見ています。
58キロからは、0.5キロでも大きく響いてくるのに、一気に60キロというのは相当な負担と考えます。
特にスタートダッシュと最後の伸び脚に影響してくるのでは。
そこで、本命にしたのはブルドッグボス。
初めての地方挑戦となった『東京スプリント』では、ナイターの光に驚いたこともあって自分のレースができず4着。
続く『かきつばた記念』ではノボバカラには届かなかったものの、長くいい脚で伸びて2着を確保しました。
JRAでのレースぶりから、地方場所でも初戦からやれるかなと思っていたので少しがっかりはしたものの、2戦目ですぐに対応してきたのはさすが。
盛岡は地方の中でもゆったりしたコースで、この馬の脚質にも合っていると思います。
ダート替わりでいきなり力を発揮したのがフォーエバーモア。
芝でも高い能力を示していましたが、ダートにも適性を示してくれました。
前走の『マリーンカップ』は鼻出血の影響があり参考外。
しばらく期間を空けて立て直して来たので、牡馬相手でも十分勝負になると思います。
地元岩手のラブバレットは、昨年のこのレースで3着と健闘しました。
今年に入ってからのダートグレード戦では、追走でいっぱいという印象は拭えないですが、今回は外枠に入ったので内の馬たちを見ながら自分のペースで進めそう。
地元の大将として、JRA勢に一矢報いて欲しいです。
◎1、ブルドッグボス
〇5、ダノンレジェンド
▲3、フォーエバーモア
△14、ラブバレット
△11、マキャヴィティ
明日は帯広競馬場で、真夏の頂上決戦『ばんえいグランプリ』が行われます!
*14日帯広 第10R『ばんえいグランプリ』 20:10発走*
まず馬場水分ですがかなり乾いている模様。
ピンポイント天気予報を見てもこのまま雨は降らなそうなので、1%以下の水分量での戦いになりそう。
そうなると力の要る実力勝負になるので、実績重視で行きたいと思います。
本命にしたのはフジダイビクトリー。
このレースは2連覇中と相性のいいレースです。
今年は『ばんえい記念』を制し、名実ともにトップホースとなりました。
さすがに1トンを曳いて戦った『ばんえい記念』後には崩れるレースが続きましたが、ここに来て再び調子を取り戻した様子。
もともと夏場の時期にも調子のいい馬なので、ここは3連覇濃厚と考えます。
金山明彦調教師
「3連覇がかかっていますね。夏バテせずに体調はいいです。近走は後ろからではなく前のほうで位置取りができており、安定したスムーズなレースができています。スピードタイプではないが、前でレースをして逃げ切りたい」
松田道明騎手
「馬場はこのまま重たくなるといい。馬の調子は近走の手ごたえや走りをみると上向きなのがよくわかります。この調子のままレースに向かうことができそうです」
対抗はニュータカラコマ。現在2連勝中と勢いがあります。
『北斗賞』では第2障害をひと腰で越え、勢いよく直線に入ると早め先頭からそのまま押し切りました。
西将太騎手とのコンビもばっちり息が合っているし、今回も積極的な競馬を期待しています。
村上慎一調教師
「昨年のこの時期は休養させていましたが、今年は夏でも調子はいいです。近走レース結果も出せていて障害も末脚も問題ありません。ジョッキーも初騎乗の頃から比べて落ち着いて騎乗できています。出るからには狙っています」
西将太騎手
「期待して騎乗させて頂いているので、感謝の気持ちを忘れずに、精一杯頑張るだけです」
今季最初の重賞『ばんえい十勝オッズパーク杯』を制しているオレノココロにも注目。
そこから勝ち星こそありませんが、『旭川記念』『北斗賞』と3着にまとめていて安定感があります。
昨年秋から『ドリームエイジカップ』『帯広記念』『チャンピオンカップ』と立て続けに勝利して、もう一段階高い強さを手に入れたように思います。
ここも大崩れなく勝負してくれるのではないでしょうか。
槻館重人調教師
「体重も1150kg前後で予定通りに管理できていると思う。前走は負けてしまったけど状態は悪くはありません。第二障害で膝が甘いところがあり、ここがカギです。2回折ったら勝ち負けが難しくなる。810kgは経験している重量だから気にはしていない。障害だけです」
鈴木恵介騎手
「馬場やレース展開は落ち着いていたほうがいい。夏場はもともと弱いところがありますが、障害だけきっちりとまとめたい。たとえ膝をついてしまっても1回で立て直す」
◎1、フジダイビクトリー
〇6、ニュータカラコマ
▲7、オレノココロ
△4、キタノタイショウ
△8、コウシュハウンカイ
~その他の陣営のコメント~
2、カイシンゲキ
槻舘重人調教師
「繰り上げ出走です。相手は格上で10kgしかハンデがもらえていないので厳しいレースになるかもしれませんが、これから伸びる5歳。自分自身のレースをしてこのレースでは胸を借りて経験を積みたい」
浅田達矢騎手
「800kgの荷物での道中の展開はわからない部分もありますが、この馬がまずできることをしっかり引き出したいです」
3、サクラリュウ
金山明彦調教師
「初めての重賞競走挑戦です。障害の上手な馬です。デビューから管理し、若いときはレースに集中できない時もありましたが、だいぶ落ち着いてきました。重賞出走の経験はありませんが6歳世代でも上位の力を持っていると思います。期待しています」
菊池一樹騎手
「牝馬が隣だと動きが変わってくるので、隣が牡馬で良かったです。800kgは初めての重量なのでどんな動きを見せるのかわからないところもありますが、障害の上手さを引き出せる騎乗をしたい」
4、キタノタイショウ
服部義幸調教師
「コースも中に入ったので自分のペースで先に行く競馬ができれば狙えると思う。1トンを引くばんえい記念後遺症は否めないが、コンディションを整えて出走します」
大河原和雄騎手
「調教はいつも通りつけています。絶好調のときよりも体重を100kgほど絞りました。この馬は、「無事これ名馬」では終わらせませんよ」
5、キサラキク
金田勇調教師
「夏負けはしていません。牡馬の強いメンバーが揃っていますね。状態も良いしファン投票で4位に選んでいただいたので、少しでも上を目指してレースをします」
阿部武臣騎手
「馬場も重たく、荷物もずっしりと感じると思う。障害さえうまく越せたらこの馬の持ち味を生かせるので、障害をポイントにして騎乗したい」
8、コウシュハウンカイ
松井浩文調教師
「今は天候も踏まえて軽めの調教で調整しています。馬の仕上がりは上々です。騎手も乗りなれているので、もちろん狙っていきます」
藤本 匠騎手
「今季、好調さを保っています。大崩れせずに安定した走りを続けているので、調子の良さはいうことはない。馬場も重たくなり力勝負、実力勝負のレースになれば面白くなると思います」
9、アオノレクサス
平田義弘調教師
「ファン投票3位に選んでもらい、期待に添えられるよう頑張ります。負けん気のある性格の馬だから前へ前へいこうとします。相手が一線級なので簡単なレースではないが、障害が上手な馬なので先行でレースがしたいです」
西 謙一騎手
「実績のある格上が相手。胸を借りるレースになりますが投票してくれた方の思いを背負って頑張りたい」
10、オイドン
鈴木邦哉調教師
「もともと暑さに強い馬ではなく、強い調教はしてはいないが、障害のキレ次第では勝ち負けにつながる力があります。重量も気にしていないし、障害をすんなり越えられさえすれば、勝負になるでしょう」
工藤 篤騎手
「810kgでライバルとはハンデがなく辛いですけどファンの期待を裏切らないレースにしたい。暑い日が続いているので負担をかけない軽めのメニューで体調重視の調教をつけています」
明日は門別競馬場で、牝馬のダートグレード戦『ブリーダーズゴールドカップ』が行われます。
*11日門別 第11R『ブリーダーズゴールドカップ』 2000m 19:55発走*
ここは実績馬アムールブリエに期待しています。
昨年はこのレースでサンビスタを破って価値ある勝利を挙げました。今年は挑戦者の立場ではなくマークされる立場になりましたが、牝馬同士ならば力は上でしょう。
長距離戦ならば牡馬と戦ってもヒケを取らない実力の持ち主で、切れる脚はないものの、息の長い脚を使えるのが強みです。
ここ2戦は惨敗していますが、相手は牡馬の一線級。
外枠に入ったので、内の馬たちの動向をみながらいい位置につけられると思うし、2連覇を期待しています。
対抗は凱旋レースとなるタイニーダンサー。
門別時代はJRA勢に負けない強さを誇っていた馬です。中央移籍後はなかなか本来の走りが見られなくてガッカリしていたのですが、関東オークスで再び覚醒。
好位から早め先頭で押し切る圧勝劇を見せてくれました。
古馬初対戦となった前走のスパーキングレディーカップでは、ホワイトフーガとブルーチッパーには離されたものの、渋太く伸びて3着を確保。古馬と混じっても即勝負できるところを見せてくれました。
久しぶりの門別で、さらに成長した姿を見せて欲しいです。
ビービーバーレルは前走初のダートでしたが、好位から上手に競馬をして2着に入り、ダート適性の高さを示しました。
50kgと軽量だったとはいえ、オープンに入ってこのレースぶりは立派です。
牝馬のダートグレード戦線は、準オープンで上位争いができれば即勝負になるというセオリーがわたしの中であるので、オープンであれだけのレースができるこの馬は、いきなり上位争いに食い込んで来ると思います。
ティンバレスは、初めてのダートグレード挑戦だったエンプレス杯で、逃げ粘って3着を確保。
いきなり上位争いに顔を出しました。
ここ2戦は惨敗しているのですが、前走は珍しくダッシュがつかずに自分の競馬ができなかったことが大きかったと思います。
スタートを決めて先手を取れれば、ここでも十分戦える器です。
◎10、アムールブリエ
〇5、タイニーダンサー
▲4、ビービーバーレル
△8、ティンバレス
9日は金沢競馬場にて、牝馬の戦い『読売レディス杯』が行われます!
*9日金沢 第11R『読売レディス杯』 1500m 16:55発走*
グランダム・ジャパン古馬シーズンの第4戦。
メンバー的にはトーコーヴィーナスが圧倒的な存在でしょう。
前走の『兵庫サマークイーン賞』では、好スタートから逃げて自分の形に持ち込みましたが、最後の最後で高知のディアマルコの決め手に屈しました。
ただ、2着とはいえ僅差だったし、最後までよく粘ってレース内容はとてもいいものでした。
ここまでの実績を考えても、今回のメンバーならば頭一つ抜けた存在です。
唯一の心配材料は、レース間隔がかなり少ないこと。
いつも一生懸命がんばる馬だけに、当日の気配と馬体重はチェックしたいです。
対抗は地元金沢のオープンベルト。
もともとは兵庫デビュー馬で、タイトルこそないものの重賞戦線でもがんばってきました。
その後南関東移籍を経て金沢所属になり、現在は2連勝中と勢いがあります。
前走は馬なりでハナに立つと、スピードが落ちることなくそのまま逃げ切り勝ち。
相手次第では逃げにこだわらない馬で、今回は外枠に入ったので内の動向を見ながら進めるのではないかと思います。
力の比較が難しいですが、今ならば重賞でも十分戦えるのではないでしょうか。
前走が案外だったケンブリッジナイスですが、約半年ぶりの実戦というのも大きかったと思います。
これまでの実績を考えると、走る態勢が整えば上位争い可能な馬。
一度使った効果も見込めるし、本来の走りを期待しています。
◎10、トーコーヴィーナス
〇12、オープンベルト
▲5、ケンブリッジナイス
△6、アルカナ