先週から風邪で寝込んでおりました...
みなさまもお体にはお気を付けください。
少し時間が経ってしまいましたが、4日に行われたNARGP2015の模様をリポートします。
ちなみに...
こんな大事な日なのにカメラを忘れてしまいまして、フリーアナウンサーの原山実子さんに画像協力いただきました。
原山さん、ありがとうございますO(-人-)O
【年度代表馬:ハッピースプリント】
森下淳平調教師
「2014年は受賞することができなかったので、2015年は受賞できてホッとしています。
うちに入厩してきた頃から精神的にすごく成熟していて、利口な馬でした。
もともと大人びていた馬なので、そこが強みの一つだと思います。
年齢を重ねて体質が強くなり、より強い調教ができるようになってきたし、使ったあとの反動も少なくなって来ました。
今年、来年と、さらに上のレベルで戦っていきたいと思います。
去年を振り返ると、かしわ記念と帝王賞は満足いくデキで出走させることができました。
その後、夏の放牧明けに調子を上げていくのに時間が掛かってしまいました。
南部杯はあまりいい状態ではなかったのですが、その後短期間に上向いてくれて、JBCは感触以上にいいレース内容でした。
そこからチャンピオンズカップに向かうプランもありましたが、浦和記念に出走することになって、力を出せる状態で出走させることができました。
完璧とまではいかなくても、満足のいくシーズンだったと思います。
今後の課題としては、JRAの一線級の馬たちを負かすためには、キツいペースで先行して、前目で追走していけないと。
勝負所でもっと手応えよく行けるようにしていきたいです。
去年からその辺りの改善に取り組んでいるので、今年はもっと進化できるようがんばります。
今後のローテーションは、春はかしわ記念から帝王賞が目標です。
その前に一度使えればとも思いますが、冬の疲れがまだ残っているので、状況を見て直行になるかもしれません」
宮崎光行騎手
「こんなに強い馬に乗せていただいて、とても光栄です。
再び年度代表馬になれて、とても嬉しいです。
かしわ記念では久しぶりに乗せてもらいましたが、小回りのマイルなので先行したいと思っていました。
気合をつけても掛からない馬だし、とても乗りやすいです。
欲を言えばもう少し前向きになって欲しいですけど。
浦和記念はGIに比べると楽なメンバーだったので、ここでは勝たないと行けないと思っていました。
結果を出すことができてホッとしています」
【最優秀勝利回数調教師:角田輝也調教師】
角田輝也調教師
「この賞を獲ることができて、嬉しい限りです。
名古屋からこの賞を獲れて、とても光栄に思っています。
前回受賞した時に、この場で言ったのですが、「記録を狙うためには無理をしないといけない、それは競走馬にとってはあまりいいことではない」ということです。
この5年間、賞を獲ることよりも自然体でがんばることを心掛けました。
もちろん、やれることは全部やりながらの自然体です。
でも去年の10月頃に地元の馬主さんから、「名古屋・笠松を盛り上げるため、なんとか賞を獲ってくれ」とハッパを掛けられて。
それで、よし!がんばろうという気持ちになりました。
馬たち、スタッフ、オーナーが一丸となって獲れた賞です。本当に感謝しています。
僕がというよりも、スタッフ一人一人が調教師であるよう馬を取り扱っています。
僕はそれを管理しているだけで。
そのチームワークが一番だと思っています。
1月はスロースタートになってしまいましたが、馬たちに無理をさせたくないというのもあります。
うちで管理している馬たちは全馬健康で、オーナーの喜ぶ笑顔が見られるように今年もがんばります」
【最優秀賞金収得調教師:小久保智調教師】
「賞を獲れたことはとても嬉しいです。
応援してくれたオーナーや、たくさんの愛馬たちのおかげです。
オーナーの勝ちたい気持ちを受けて、愛馬に接しています。
預かっている馬の質を考えると、このくらいは勝たないとと思っています。
(昨年は東京ダービー制覇)浦和でも勝てると自分に言い聞かせていました。
これで南関東4場で競馬できるなと思います。
まだまだ、地方からJRAや世界にという目標を見るとまだまだだなと。
ラッキープリンスは東京ダービーにすべてを集めたので、その後リズムを崩していますが、必ず復活させます。
JRAと何が違うのか、日々研究し努力していきます。
今年の目標は、出るレースすべていい形で勝つこと。
ラッキープリンスは一度素の状態に戻して、馬が何を求めているか見極めているところです。
アンサンブルライフは体の割にまだ成長途上なので、ダービーに目標を定めて、その先のことも考えていきます」