右回りでだけ走っているジョッキーにとって、久し振りの左回りというのはなんとなく違和感があるもの。学校時代は左右平等に訓練するし、実は左回りの方が走りやすいんだけど、それでも久し振りだと不安もあり。
特になにが違うかというと、まずゲートの中で鞭を持つ手が右になること。基本は、って事ですけどね。
どっちの手でも鞭は使えるけど、ゲートの中がいつもと違うのが私は一番気になったなぁ〜
そんな感じで不安に思ってる騎手もいたけれど、レースはいたってすんなり、キレイに流れたのでした。
揃ったスタートから池本騎手が逃げ、岩永騎手が2番手。3,4コーナーでは別府騎手が中から突っ込んで来て、外からは平山騎手&皆川騎手。
最後は別府騎手vs皆川騎手の叩き合い。
ゴール直後に「負けたぁ〜」
と言った皆川騎手の悔しそうな声が響いてました。
1着別府真衣騎手
2着皆川麻由美騎手
3着平山真希騎手
勝った真衣ちゃんは、今回のシリーズ初勝利で喜び爆発!砂がノドに引っ掛かってしまい、ゲホゲホしながらも
「やったぁ〜!茜がいないので、茜の分まで頑張ろうって思ってたから。今回のシリーズはずっと着ばっかりで中途半端だったから、すごく嬉い♪」
印象的だったのは、2番手から伸びられず6着だった岩永千明ちゃん。座り込んでいたので、大丈夫?と声をかけると、
「本当に悔しい」
とすごく厳しい表情。いつも温和で明るい千明ちゃんの、勝負師の姿でした。