北海道!!!メッチャ暑くてかなり日焼けしましたが。。。
美味しい物たっくさん、色んな方ともお会い出来て、今回もご機嫌な旅でした♪
新千歳空港から車で出発。運転は何ヶ月ぶり??とびびっていた私ですが、北海道の道はかなり快適です☆
まず向かった先は、帯広競馬場。結局3時間半もかかって到着。。
ばんえいのナイターを見るのは初めてで、かなり期待してたんですが、実際見てみると期待以上にすっごくキレイ。
夏休みという事もあり家族連れが多く、
「がんばれー!!」
と絶叫しながらスタートからゴールまで歩いているお子様たち多数。
子供たちにとっては、ハイスピードで駆け抜けて行く軽種のレースよりも、一緒に歩きながら応援出来るばんえいの方が、楽しいかもしれませんね。
子供を肩車しながら、真剣に応援しているお父さんや、その姿をカメラで追っているお母さんなど、ほのぼの風景がたっくさん。
競馬=ギャンブルというイメージがあるけれど、こんな風に家族で楽しめるのも、競馬のイイトコロ♪
今回の、馬インフルエンザ大流行・・中央競馬開催中止に続き、地方競馬でも大井と金沢で開催が中止になってしまいました。。感染ルートや感染状況もハッキリしていない今、いつ平常に戻るのか、先が見えない状態です。
開催をしている競馬場でも、他場の馬が出走出来ないという影響が出ているし、すでに日本全国の問題になっています。
そもそも、馬インフルエンザとはウイルス性の呼吸器感染症で、人間にとってのインフルエンザと似ている。感染すると即発症し、比較的短期間で完治する。
でも、競走馬たちは毎年2回の予防接種を受けているわけで、今までの考えでいくと安全なはずであったのです。爆発的な感染になっていない事や、感染しても発症していない馬もいる事などから、予防接種の効果は出ているのかもしれないけれど、今までの対策では防げないという事になりました。
鳥インフルエンザと響きが似ているので、なんとなくイメージがそちら方向に傾きそうですが、人には移らないし、そもそも食用の鳥と競走馬とでは、全くもって存在理由が違うので、一般の方が恐怖に思う事は何もないのです。
人間にも、風邪とインフルエンザがあるように、馬にも風邪とインフルエンザがあります。大きな鼻の穴から青ッパナを垂らし、咳をする。熱が上がり、食欲がなくなる。風邪もインフルエンザも、同じような症状が出る事も、人間と同じ。ただ、鼻でしか呼吸出来ない競走馬にとって、鼻水の苦しみは人間以上でしょう。しかも、ティッシュで鼻をかむ・・というわけにもいかないし。
たくさんの競走馬たちが、今そんな状態で病気と闘っていると思うと、とても切なくなってくる・・・そしてたくさんの関係者たちが、看病したり、ウイルスから守ろうとしたり、開催中止で右往左往したり・・・先が見えない中で頑張っている。
開催がぁーとか、お金がぁーとか、色々な問題があるけれど、とにかく早く感染ルートを特定して、日本から馬インフルエンザウイルスを撃退し、馬たちの鼻水を止めてあげてほしい。
命を賭けて走っている競走馬たち。商業動物である事は紛れもない事実だけど、こんな時くらい『馬最優先』で事態の収拾をしてほしい。
真夏の交流重賞3連発、第2戦まで終了しました!みなさん成績はいかがですか?
私は2戦ともに3連複が当たったのですが・・なんせ配当が固くてね・・
明日の『ブリーダーズゴールドC』こそは!と思いましたが、ここも固そうであります。
なんせ中央勢が4頭とも強い!ホントにいいメンツが揃っています。特に【メイショウトウコン】は、突如として現れたダート界の新ヒーロー☆ここも勝って秋の大きいレースに繋げてほしい。
彼は未勝利を脱出するまで13戦、その後500万で5戦戦って頭打ち、ダート替わりで一変し、一気にここまで上りつめた変身王であります。
ダートと芝で得意不得意はあるけれど、ここまで大変身する馬も珍しい・・・昔高崎にいた【タマルファイター】も、地方馬なのにダートが苦手で、芝だと中央OPで活躍するくせに、地元で惨敗しちゃう面白い奴だった。
地方にも、実は芝が得意な【隠れ変身王】が潜んでいるのかも。中央馬だったらどっちも試せるけれど、地方馬は芝を試すチャンスはなかなかないですからね。
さてさて。昨日の『サマーチャンピオン』で見事優勝した原口先生です。
いつか【キングスゾーン】くんはやってくれると信じていたけれど。実際勝つと、ものすごい感動でした!!
以前取材した時に、調整が難しい馬だと仰っていたので、今回の勝利は陣営の努力の賜物ですね。この先の活躍が一層楽しみです♪
いよいよ、明日から交流重賞3連チャン開始☆
まずは佐賀・サマーチャンピオンから!明後日行われる、水沢・クラスターCと同じ1400mで戦いますが、ハンデ戦と別定戦である事が大きく違うわけです。
今回の私の本命・対抗は、ズバリ名古屋勢!交流重賞ではお馴染みの【キングスゾーン】くんと、地元では【ブルーコンコルド】も負かした事がある【ムーンバレイ】くん。
先行脚質の彼らは、先行超有利な佐賀にピッタリ☆遠征で結果を出している【キングスゾーン】くんの方が、頭1つ有利といったところ。
中央勢の筆頭は、武豊&森厩舎という最強コンビが放つ【フサイチホクトセイ】。初のダート戦になるけれど、勝負に絡んでくると睨んでいる。
◎キングスゾーン
○ムーンバレイ
▲フサイチホクトセイ
△オフィサー
×ライラプス
佐賀といえば・・・日本で唯一の『右周り・パドック』。コレ、馬やジョッキーはいいとしても、厩務員さんは慣れるまで、ちょっとやっかいなようです。
馬を引く時、人間は基本的に内側に入りますから、右周りだと馬の右側に立つわけですよ。ここまではいいとしても。。。騎手を乗せる時、必ず馬の左側から乗るんです。だから厩務員さんは騎手を乗せる時だけ左側に移動し、乗せた後にまた右側に戻らなければいけない。佐賀にしかない、レアなヒトコマです。
競走馬たちの身体は、暑さに対応するようには出来ていない。だから夏場は特に、人間が気をつけてあげなければいけない時期。
厩務員さん達はこの時期、何度も厩舎を訪れては馬たちの変化に注意し、水を継ぎ足す。自分が眠る前にももう1度、トイレに起きたついでにもう1度・・そんな風に愛馬たちを暑さから守っている。
それでも体調を崩してしまった時には、基本的には休ませるけれど、そうもいかない事情もある。
「休ませるなら、引退させる。」と言われてしまったら、どうする事も出来ない。
私の現役時代、そんな風景はたくさんあったけれど、なかでも忘れられない出来事がある。
群馬県が日本一気温が上がった日。私自身も暑さと戦いながらの騎乗でフラフラ、何頭かの馬たちはうっすらと白い粉を吹いている状態。これは馬にとっての危険信号でもある。
ゴールに入った瞬間、隣を走っていた馬がバッタリ倒れて動かなくなった。レース直後だというのに、汗ひとつかいていない。これは最悪の症状で、汗をかけなくなってしまったために体温調節が出来ず、死んでしまったのだった。
厩務員さんが走って来て、死んでしまった馬の顔や身体に、何度も何度もバケツで水をかけていた。
「もう死んでるから。」と周りに止められても、「ごめんね、ごめんね・・」と泣きながら、必至に水を飲ませようとしていた。
次のレース、その馬が倒れていた所だけ、馬場が濡れていた。