いよいよ『レディースジョッキーズシリーズ』第2戦の高知での戦いが始まりますね!!
地元の別府騎手と森井騎手が、現在2位&3位ですから、ここでトップを獲って、最終戦の名古屋に望みたいところじゃないですかね。
高知は私も新人王で1度だけ騎乗しましたが、1番印象に残ってる事は、前日のレセプションで、橋本大二郎知事がとっても楽しそうだった事・・本当に競馬がお好きというか、大切にしていて、高知が羨ましかったですね。なんてったって、知事の名の元に競馬を開催してる訳ですから。その知事が競馬を大切に想ってくれているなんて、現場としては願ってもない事ですよ。
コース自体はよく覚えてないけど、高崎のコーナーや、宇都宮の超スローペース的な、乗りずらい印象はないですね。今回出場するジョッキーたちも、半分以上高知は経験済みですから、荒尾の時のような、熾烈な戦いが繰り広げられるのでは??
先日、浦和競馬場にて、牛房騎手と平山騎手に会って来ました!
この2人、本当に仲がいい☆よく、女同士は仲が悪そう・・と言われるけれど、そんな事もないですよ。
私が騎手デビューした時、高崎には米田真由美元騎手(現・糸井)がいました。デビューする前から色々相談に乗ってくれたり、騎手学校時代も必要な馬具を送ってくれたりして、優しいお姉さんといった感じでした。私の初勝利の時も、同じレースに乗ってたんですけど、最後の直線で後ろの方から「追えーーーー!!!」って、凄い声で応援してくれて。2人でご飯食べに行ったりして、とにかく仲良かったんです。
でも、やっぱりライバルですからね。2年目に、私がリーディング順位で上になると相当悔しかったみたいで、真由美さんは色々な調教師の先生に、「頑張りますから、乗せて下さい!」と頭を下げて回って、乗り馬を集め出したんです。元々技術はピカイチの方ですから、乗り馬さえ確保出来れば、アッという間に100勝達成☆それはもう、凄い勢いで。その時は、別にケンカとかする訳じゃないけど、2人で遊びに行く事はなくなったし、女子控え室でもあんまり話さなかったですね。
で、真由美さんが腰を痛めて休む事が多くなってから、また凄く仲良くなって、しょっちゅう真由美さんの部屋に行って話し込んでました。その時、
「千尋ちゃんがデビューして、最初は凄く嬉しかったけど、途中からは、負けたくない!もっと頑張らなきゃ!!って刺激になったよ。ありがとう。」って言われました。本当に、お互い何でも話せる関係だったので、私も
「真由美さんより乗れる!って言われる日を目指してます!!」なんて言ってて。だから真由美さんが引退を決めた時は泣きました。2人で号泣しました。
真由美さんとの関係は、先輩・後輩だけどそれだけじゃなくて、仲はいいけど絶対負けたくない!!って気持ちもあって、私の人生の中で、唯一無二の存在ですね。わかってもらえるかなぁ・・この女同士の戦い。ハヤリの『大奥』とは全然違うんですよ。相手がいるから頑張れる!みたいなね。だからこそ、お互い気を張ってる時は、ちょっと離れてる・・みたいな。
まぁ、でも浦和の2人は本当に仲いいっていうか、私から見ると姉妹って感じで。激戦区の南関東ですから、2人で助け合って頑張ってほしーですよね。高知でも、期待してます♪