水の浮く不良馬場となったかしわ記念JpnIを逃げ切ってJpnI初制覇を果たしたシャマル。「この馬が走るときはよく雨が降るんですよ」と松下調教師が笑顔で話していたことを思い出す。たしかに、ダートグレード6勝のうち5勝が不良馬場で、あとの1勝も重馬場。とはいえ2022年、良馬場のさきたま杯JpnIIでタイム差なしの3着という経験もある。そしてダートグレード6勝のうち4勝が小回り1400メートルという得意の舞台。佐賀では土曜日の明け方にかなりの雨量があり、日曜日以降は晴れ予報。渋った馬場のままを期待して本命としたが、稍重以上に回復するなら狙いを下げる。
イグナイターも小回り1400メートルは得意の舞台。昨年大井1200メートルのJBCスプリントJpnIは、むしろ不安視されながらも制した。前走東京盃は6着だったが、さきたま杯JpnIでレモンポップに2着の内容なら力落ちはない。
タガノビューティーは重賞タイトルこそないものの、かしわ記念JpnIで2年連続2着や、フェブラリーステークスGI・4着など強敵相手にたびたび好走。好不調の波はあるが、馬券としては押さえておきたい。
サマーチャンピオンJpnIIIを制したアラジンバローズは、再び同じ舞台での好走を期待。ただサマーチャンピオンJpnIIIがハンデ54キロで、今回定量57キロは楽ではない。
東京盃JpnII・2着だったマックスは、昨年も東京盃JpnII・5着、JBCスプリントJpnI・6着とそこそこ走っており、人気がなければ連下の穴として狙ってみたい。
大井・門別の1200メートルで連勝したチカッパは、今回小回り1400メートルの舞台ということでは狙いを下げた。
◎4シャマル
○12イグナイター
▲8タガノビューティー
△7アラジンバローズ
△5マックス
△11チカッパ
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