東京ダービーJpnIで地方馬最先着の4着だったシンメデージーとプリフロオールインの直接対決が期待されたが、ここでも実現せず。シンメデージーは9月1日の西日本3歳優駿を狙うのだろうか。
プリフロオールインにとって、唯一ともいえる勝負付けが済んでいないシンメデージーが不在となれば、高知三冠の可能性はかなり高いといえそう。新興勢力といえるような馬もなく、よほどのアクシデントでもないかぎり負けることはないのではないか。
相手は黒潮皐月賞2着のサノノスピードか、高知優駿3着のマジックセブンか。1800メートルの山桃特別を勝っているという距離適性からも、マジックセブンが最右翼。
とはいえ、たびたび書いていることだが、こうした"圧倒的1強"のメンバーでは、2番手、3番手の馬が勝負に行って惨敗というケースもめずらしいことではなく、オッズの妙味を考えれば相手は伏兵を狙うのもいいかもしれない。
ヴィヴァムーンは短距離ばかりを使われているが、高知ではただ一度、中距離での出走だった山桃特別がマジックセブンの4着。続く古馬C3戦を勝ったときが、最後方追走からロングスパートで差し切ったように、プリフロオールインを巡って他の有力馬がオーバーペースになれば、直線末脚を生かしての勝負で出番がありそう。
イッセーノーデは3歳になっての惨敗が土佐水木特別、高知優駿の2度だけで、それ以外は重賞・準重賞でも掲示板を確保。◯▲が崩れる展開なら、連下として出番が巡ってきそう。
◎12プリフロオールイン
◯9マジックセブン
▲10サノノスピード
△5ヴィヴァムーン
△11イッセーノーデ
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芝の走路状態の回復には相当な時間がかかることから、盛岡での今シーズンの残りの芝レースはすべてダート変更で行われることが発表された。今年、盛岡の芝レースは、6月30日から7月21日まで、わずか8レースが行われたのみ。重賞は3歳馬のサファイア賞と、古馬のいしがきマイラーズだけ。例年たくさん行われている芝の2歳戦は、7月14日のファーストステップのみだった。
今回も南関東から芝を求めてエントリーしたと思われる馬が5頭。なかでもこのレース3連覇がかかるアトミックフォースにとって、このダート変更は相当にがっかりだっただろう。ほかにもヴィゴーレは昨年せきれい賞を勝っており、今年せきれい賞連覇が期待されたがダート変更で3着だった。
そして芝を試してみたかったのであろう、マンダリンヒーローは、せきれい賞に続いてハシゴを外された形になった。芝で行われるはずだったせきれい賞でも本命にしたのだが、あらためてマンダリンヒーローに期待する。水の浮くダートで行われたせきれい賞では、残り100メートルで先頭に立ったライアンをとらえきれず3/4馬身差で惜しくも2着。2歳時のハイセイコー記念以来勝ち星がなく、しかしアメリカ遠征も含めて、これで3歳以降重賞で2着が6回(ほか特別戦でも2着1回)。そのうち盛岡ダートも2戦とも2着と適性があることは間違いない。今度こその重賞タイトルを期待だ。
相手筆頭はヴィゴーレ。せきれい賞は3着だったが、2着マンダリンヒーローに3/4馬身差。近走、南関東のA2以下特別で常に勝ち負けという成績なら、ここでは能力上位。
アトミックフォースは、芝ならおそらく1番人気になったのではないか。ダート変更となったせきれい賞は5着だったが、それでも勝ち馬とはコンマ5秒差。ただ今年の南関東のダートでの走りからは、◎◯との比較ではやや分が悪い。
地元馬の登録が、ダート変更が発表される前だったのか後だったのかはわからないが、ダートならグランコージーに期待。赤松杯、シアンモア記念と連勝したマイル戦なら南関東勢とも互角の勝負も可能。
せきれい賞を勝ったライアンは、逆に距離短縮では割引。
ビジンは中央から浦和移籍初戦のA2下特別が馬体増で6着だったが、仕上げてくれば上位争いも。
◎6マンダリンヒーロー
◯12ヴィゴーレ
▲8アトミックフォース
△1グランコージー
△3ライアン
△11ビジン
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