"スタートが遅い逃げ馬"テリオスベルが出てくるとレースがおもしろくなる。今回はおそらく逃げるであろうミトノオーをどこでとらえて先頭に立つか。メイショウフンジンもスタート次第では先行するかもしれない。そうした展開で前が早めに動けば、後方からロングスパートが持ち味のディクテオンに展開が向きそうだ。前走は直線の短い浦和コースでも、2コーナーを回ったところから動いていって、4コーナーでミトノオーをとらえて突き放した。前の展開が早くなればなるほど、この馬の持ち味が発揮できそうだ。
グランブリッジも中団から直線勝負というタイプだけに、今回のメンバーなら展開が向きそう。ダートグレードでは牡馬と初対戦だが、近年のダート牝馬のレベルからは通用するとみる。
メイショウフンジンは54キロだった白山大賞典JpnIIIではマイペースの逃げに持ち込み、ウィルソンテソーロに半馬身差の2着と食い下がったが、56キロの前走浦和記念JpnIIはディクテオンからかなり離されての5着。今回も同じ56キロでどうか。展開ペース次第で粘り込む可能性はありそう。
ミトノオーは逃げてもレース序盤からテリオスベルに絡まれるようだと展開的に厳しいとみて△まで。
今年地方重賞3連勝で本領発揮となったセイカメテオポリスはダートグレードでも好走を期待したいところ。
テリオスベルは今年のマーキュリーカップJpnIIIやブリーダーズゴールドカップJpnIIIのように早めに主導権をとれれば自分の展開に持ち込めるが、ミトノオーやメイショウフンジンが先行するであろう今回は、それほど楽なレースにはならないのではないか。
◎12ディクテオン
◯6グランブリッジ
▲11メイショウフンジン
△4ミトノオー
△10セイカメテオポリス
△1テリオスベル
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