ナナカマド賞を勝って9戦7勝、2着2回のタカラキングダムか、ナナカマド賞は2着だったものの11戦9勝、2着2回のキョウエイプラスか、という2強の争い。ともに2着に負けたのは、互いに先着されてのもの。その4回の直接対決では、障害を先に越えたほうが勝っていて、この2頭の間では障害を越えてからの逆転はない。しかもいずれもその着差はわずか。
甲乙つけがたい成績だが、2開催休んでの前走、勝ちタイム1分1秒7というスピード決着を抜け出したキョウエイプラスが、現在の速い馬場には有利と見て上にとった。
ジェイヒーローは、十勝産駒特別でキョウエイプラスに3秒0差、前走でも2秒1差とそれほど差がないだけに、展開やペース次第で逆転の可能性も。
近走好調のコウシュハメジャーが連下の可能性まで。
2強がお互いを意識し早仕掛けとなっての共倒れがちょっと怖い。
◎5キョウエイプラス
○9タカラキングダム
▲6ジェイヒーロー
△1コウシュハメジャー
ヤングチャンピオンシップの出走表はこちら
エムエスドンはここまで9戦して3勝、2着3回、3着2回で、馬券にからめなかったのはゴールドウィング賞の4着だけ。常にトップレベルの相手と戦ってきて、セブンカラーズやトリマゴクイーンなど、これまで先着された馬は今回不在というメンバー。さらに前走古馬格付けされてのB2特別で勝ち馬とコンマ1秒差で3着というのもおおいに評価できるもの。今回のメンバーでは実績最上位。
セイジグラットは、デビューした門別では2戦着外だったが、笠松転入後3着、2着のあと、除外を挟んでの5連勝中はいずれも逃げ切り。前走は2着メイクストームに2馬身差だが、着差以上の楽勝で、ここにきての充実ぶりが目立つ。
門別でJRA認定アタックチャレンジ勝ちがあり、金沢に移籍して2連勝で兼六園ジュニアカップを制したのがノブノビスケッツ。前走金沢ヤングチャンピオンは8着だが、気性的に難しいところがあり、前走はまったく力が発揮できなかった。今回初めての輸送競馬がどうかだが、持てる能力を発揮できれば勝ち負けまである。
イグアスワークは、ラブミーチャン記念3着のあとの前走寒椿特別を勝利。その勝ちタイム1分30秒9(良)は、セイジグラットの笠松1400メートルの持ちタイムを上回るもの。
ジュニアキングでセイジグラットの2着メイクストーム、同3着のヒロチャンらも印上位とそれほど差はない。
◎5エムエスドン
○4セイジグラット
▲10ノブノビスケッツ
△9イグアスワーク
△2メイクストーム
△6ヒロチャン