西日本地区持ち回りの西日本ダービーが、各場ひとまわりして第1回が行われた園田に戻ってきた。
ピロコギガマックスは、春の牝馬限定重賞ではのじぎく賞の4着が最高だったが、中央の芝でスピード競馬を経験したのがきっかけとなったのかどうか、その後は古馬C1特別を勝ち、B2特別でも勝ち馬とそれほど差のない2、3着と好走。あらためて同世代相手となれば重賞でも期待できそう。その古馬との対戦では逃げ・先行に脚質転換して好走しており、大外枠に入ったのがどうかだが、地の利もあり、ハナをとってマイペースなら逃げ切りもあるのではないか。
注目はやはり、重賞4連勝を含め目下7連勝中、金沢のスーパーバンタムだろう。9月4日のサラブレッド大賞典に出ていれば金沢三冠の可能性はかなり大きかったと思われる。しかしそれを捨ててここに来たからには、相当に期待はあるのだろう。初めての遠征競馬でどんなレースを見せるか。
地元もう1頭の期待は、一冠目の菊水賞を制したベルレフォーン。中央相手の兵庫チャンピオンシップJpnII(6着)はともかく、その後、同世代同士で結果が出ていないのが気になるところ。兵庫ダービーでは2番人気に支持された期待馬だけに、巻き返しがあるかどうか。
笠松のアイファーエポックは4連勝で臨んだ岐阜金賞が6着惨敗。あらためて実力が試される。
名古屋のアイファーファイトは今年2月のデビューで、ここまで8戦4勝、2着4回と底を見せていない。ただ一気の相手強化と距離延長でどうか。
金沢のスターフジサンは9月4日のサラブレッド大賞典を勝ち、そこから中10日での強行軍がどちらに出るか。
◎12ピロコギガマックス
○9スーパーバンタム
▲4ベルレフォーン
△3アイファーエポック
△1アイファーファイト
△7スターフジサン
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