NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
第2回から3年連続で北海道勢が勝っているこのレースだが、今年も北海道から3頭が遠征。さらにこの時期の2歳馬としては大井から遠征というのもめずらしい。
リスカルダメントは8月のフレッシュチャレンジを勝ったのみで、10月に2戦したウィナーズチャレンジは、着順はともかく1200メートルでともに1分14秒台というタイムは優秀。はじめてコーナーを4つ回る1500メートルというコース設定は未知数でも、それさえこなせばこのメンバーなら能力は高いと見る。
大井のホーリーナイトキスはここにきて2連勝と力をつけた。前走も序盤から一騎打ちとなった人気のトゥースパークルをゴール前で振り切った。3走前のはやぶさ特別は3着だったが、勝ち馬マカベウスはその後に平和賞を制した。戦ってきた相手のレベルも高く、ここは素質上位の北海道勢を相手にあっさり勝ってしまう可能性もある。
ラブミーグッドは距離を伸ばして未勝利、ウィナーズチャレンジと連勝。前走ウィナーズチャレンジは6着だったが、勝ったサハラヴァンクールはその後JBC2歳優駿JpnIIIで5着、2着モリノオーシャンはブロッサムカップを勝ったように、これは相手が強かった。距離経験ではアドバンテージがある。
クイーンズハニーはずっと1000メートルを使われてきて2勝。前走、初めての1500メートル戦で差のある6着に敗れているだけに、距離がどうか。
地元勢では金沢プリンセスカップで2着だったマナバレンシアが上位に食い込む余地があるかどうか。
◎5リスカルダメント
○4ホーリーナイトキス
▲8ラブミーグッド
△3クイーンズハニー
△2マナバレンシア
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