船橋から転入して奥州弥生賞、スプリングカップを連勝したフレッチャビアンカだったが、ダイヤモンドカップでこれに直線だけで
9馬身差をつけて圧勝したのがグランコージー。結果的に南関東に移籍して一戦だけ走った川崎・クラウンカップ(6着)の経験が生きたと思われる。今回は2000メートルへの距離延長となるが、ほかに距離延長でプラスになる馬もいないように思われ、二冠達成は濃厚と見る。
マイランコントルは2歳時に出走予定だった芝の新馬戦が出走取消となり、あらためてのデビュー戦となった3月30日の水沢戦から3連勝。前走盛岡1800メートルのORO開幕特別では早め先頭から直線軽く気合をつけただけで後続を突き放しデビューから3連勝。俄然注目の存在となった。石川ダービーを制したハクサンアマゾネス同様、年明けデビューから4連勝で"ダービー"制覇の期待がかかる。
ピアノマンは南関東の重賞戦線で揉まれてきての今回が転入初戦。重賞では6着が最高という成績だが、2走前の浦和3歳一組特別勝ちは評価できる。グランコージーも川崎・クラウンカップが勝ち馬から1秒9離されての6着だったということなら、能力的に差はないかもしれない。
ダイヤモンドカップでグランコージーに決定的な差をつけられての2着だったフレッチャビアンカは巻き返しのかかる一戦。
ダイヤモンドカップ3着、ORO開幕特別でマイランコントルに2馬身差3着だったリュウノチョッパー、船橋の3歳戦を連勝しての転入初戦となるエムワンモンスターらにも一発の可能性はある。
◎8グランコージー
○6マイランコントル
▲10ピアノマン
△2フレッチャビアンカ
△1リュウノチョッパー
△11エムワンモンスター
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重賞勝ち馬がロンギングルック1頭だけ、重賞初挑戦が5頭、昨年のこのレースの上位3着までが不在、という牝馬限定戦で波乱の要素がたっぷり。
昨年5着だったフェイマスラブは、前走利家盃こそ9着だったが、そのときはメンバー中牝馬は1頭だけ。冬休み明けのA1特別で2、4、2着と好走していただけに、牝馬同士のここなら初タイトルのチャンスと見る。
ミスアンナは昨年の4着馬。その後、百万石賞3着と牡馬一線級相手にも好走を見せた。しかし今年冬休み明け後はA1特別で3着が最高という成績。昨年もそうだったように、気温上昇のこの時期に調子を上げてくる可能性はある。
ハナイロコマチは昨秋門別から転入し、冬休みを挟んでB1特別まで4戦連続連対。2走前の1700メートル戦を良馬場1分54秒0という好タイムで逃げ切っており、いきなりの格上挑戦でも期待できそう。
昨年の石川ダービー馬ロンギングルックは、年末の中日杯でも一線級相手に3着と健闘。冬休み明け初戦のA1特別こそ3着に好走したが、その後の3戦がイマイチ。調子を取り戻せるかどうか。
3走前のA1特別でミスアンナに先着しての2着があるノーブルステップも上位争いの可能性はありそう。
◎3フェイマスラブ
○1ミスアンナ
▲12ハナイロコマチ
△10ロンギングルック
△8ノーブルステップ
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