近年、東海地区の1400メートルの重賞では兵庫勢の活躍が目立っていて、このレースでも2017、18年は兵庫所属馬が制した。さらに、夏のサマーカップでは2015年から昨年まで5年連続で兵庫所属馬が制しており、その昨年の勝ち馬がエイシンエンジョイ。前走笠松グランプリでは、圧倒的に強かったケイマに競りかけていって早めに失速してしまったが、今回は重賞勝ち馬がほかにチェゴ、スターレーンの2頭だけ、それも2年以上前の実績で、相手がかなり楽になった。すでに重賞を勝っている舞台で力の違いを見せてくれそうだ。
メモリートニックは重賞タイトルこそないものの、準重賞の東海クラウンや特別戦ではときに強いレースを見せる。今回は逃げそうな同型が何頭かいて展開次第のところはあるが、マイペースでの先行がかなえば見せ場をつくれそう。
兵庫のスターレーンには金沢の中島龍也騎手が騎乗する。2年ほど勝ち星から遠ざかっているが、一昨年はグランダム・ジャパン古馬シーズンで好走を続け、昨年門別では苦戦したが園田では特別戦で上位争いをしていた。前述のとおり重賞実績馬が少ないメンバーなら上位を狙えそう。
名古屋記念11着から連闘で臨むモズオラクルにとっても、その前走よりメンバーが軽くなってチャンスはありそう。
船橋から再転入のチェゴも能力的には見劣りはしないが、3カ月半ぶりの実戦でどうか。
◎3エイシンエンジョイ
○2メモリートニック
▲8スターレーン
△1モズオラクル
△6チェゴ
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レッドシャリオンは門別からの転入初戦だった前走が、直線だけで後続に4馬身差をつける圧勝。門別では重賞入着クラスの馬を相手に2歳オープンで2着2回と好勝負しており、このメンバーなら能力最上位は間違いない。初めての1400メートルも、前走の直線での伸びなら問題ないだろう。昨年、兵庫での年間最多勝記録を更新した吉村智洋騎手は、大晦日の園田ジュニアカップをイチライジンで制し、年明けの新春賞もエイシンニシパで勝って重賞連勝中。今年も引き続いての活躍を予感させる。
ハリオアマツバメはここまで4戦3勝。1700メートル戦では7着惨敗だったが、1400メートルに限れば3戦全勝。デビュー戦では不良馬場だったとはいえ1分30秒を切る好タイムをマークしており、ここでも期待できそう。
ステラモナークは、大晦日の園田ジュニアカップを制したイチライジンと3度対戦し、ともに惨敗だった兵庫ジュニアグランプリJpnIIを別とすれば1勝1敗。前走JRA認定のアッパートライが直線で後続を突き放しての逃げ切り楽勝。ここにきて力をつけた。
ここ2戦の走りからまだ底を見せていないと思われるキクノナナ、2走前にレッドシャリオンの3着だったファルサ、徐々にレースぶりがよくなって11月以降に2勝を挙げたカトゥールらも上位争いを期待できそう。
◎1レッドシャリオン
○3ハリオアマツバメ
▲4ステラモナーク
△12キクノナナ
△7ファルサ
△5カトゥール
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