1200メートル以下しか経験がないメンバーが半数以上の7頭もいて、内回り1600メートルを経験しているのが、ミステリーベルン、ネーロルチェンテの2頭のみ。しかも出ていれば人気になりそうだったリヴェールブリスが取消となってますます難解。
バブルガムダンサーの前走リリーカップ8着は案外だったが、3コーナー手前あたりでは砂をかぶって頭を上げてレースにならなかった。血統的に距離延長は歓迎なはずで、母オノユウと同様にここを勝ってエーデルワイス賞JpnIIIに駒を進めたいところ。
ミステリーベルンは前走ウィナーズチャレンジが初めての1600メートルで逃げ切り5馬身差圧勝。良馬場1分43秒3も、ここでそのまま通用していいタイム。他馬の出方次第だがここも逃げ切りという可能性はおおいに考えられる。
ミホスローロリスは、前走リリーカップがやや差のある4着だったが、4コーナー8番手からメンバー中一番の伸びを見せていた。距離延長で能力発揮という可能性はある。
グローリアスレゴンは前走リリーカップで2着だが、3コーナーあたりから追い通しでゴール前は止まっていた。距離延長が疑問で△まで。
リリーカップ3着のミナトノヨーコは、これまで崩れたのはフルールカップでの7着だけ。距離延長で巻き返しはあるかもしれない。
前走1700メートルのアタックチャレンジを勝ったルナクレアはこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎6バブルガムダンサー
○5ミステリーベルン
▲11ミホスローロリス
△7グローリアスレゴン
△9ミナトノヨーコ
△10ルナクレア
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舞台が1400メートルなら、兵庫のタガノカピートに期待だ。園田1400メートルでは15戦11勝2着2回。820メートルの園田FCスプリントを勝っているように、本当は1400メートルよりさらに短いほうがいいらしい。とはいえ1400メートルのA1特別を連勝していることから、今回のメンバーならこの馬が中心。
もう1頭、兵庫からの遠征がエイシンエール。兵庫サマークイーン賞を勝っているだけに、ここも勝つようならグランダム・ジャパン古馬シーズンで上位も見えてくる。ただ中距離のほうがよさそうで、この距離はやや割引かもしれない。
大井のステップオブダンスは昨年からグランダム・ジャパンのタイトルを目指して遠征を続けているが、なかなか勝ちきれず、勝ち星は一昨年3歳時のロジータ記念以来遠ざかっている。この馬も1400メートルではちょっと短いような気がする。
ポルタディソーニは名港盃から2連勝と好調。ここまで重賞3勝を挙げているが、いずれも1600メートル以上。この馬も1400メートルで、有力遠征馬が相手ではどうだろう。
中央オープンから転入初戦となるエイシンセラードは、前走阿蘇ステークスで大敗しており、大井のTCK女王盃でも差のある8着に負けていただけに、地方の馬場では不安のほうが大きい。
読売レディス杯を勝ったジェッシージェニーは、それまで南関東ではB級格付。ステップオブダンスとの比較でも分が悪い。
◎5タガノカピート
○6エイシンエール
▲8ステップオブダンス
△3ポルタディソーニ
△1エイシンセラード
△10ジェッシージェニー
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