中央未勝利から転入後11連勝というヒダルマがいよいよ重賞初挑戦。前走、A1(A2との混合)初挑戦でどうかと思われたが、なんと転入後最大となる2着に9馬身差をつける圧勝となった。とはいえ真の一線級とは今回が初対戦。しかも園田ではこれまで1400メートルしか経験がなく、初めての1700メートル戦ということでもちょっとハードルが高い。
メイショウオオゼキは中央1000万条件から転入して特別戦を4連勝。重賞でも期待されたが勝ちきれず。2度の六甲盃で先着されたのはタガノゴールドとタガノヴェリテだけ。今回はタガノヴェリテが出走してきたが、他地区で揉まれた経験を加味してこちらを上位にとった。
このレース連覇がかかるのが、そのタガノヴェリテ。今回、◎とともにトップハンデ57キロだが、昨年も56.5キロでトップハンデ57キロのエイシンニシパを半馬身差でしりぞけていただけに斤量は苦にならないだろう。
ここに来て勢いを感じさせるのがマコトタリスマン。6月の六甲盃は3着メイショウオオゼキに半馬身差の4着だったが、続く前走A1A2の特別戦では大差の圧勝。1870メートルの勝ちタイム1分58秒1は破格のタイム。園田金盃、兵庫大賞典が10年前から1870メートルになったのだが、両レースの勝ちタイムの最速はともに1分59秒台。重賞で勝ち負けできるレベルにあることは間違いなさそう。
さすがにこれだけのメンバーが揃うと、ヒダルマは押し出されて△評価まで。
昨年の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで3着に好走したキクノステラだが、距離延長がどうか。昨年のこのレース3着だったエイシンミコノスにも上位食い込みの可能性はある。
◎2メイショウオオゼキ
○9タガノヴェリテ
▲11マコトタリスマン
△4ヒダルマ
△12キクノステラ
△10エイシンミコノス
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