カツゲキキトキトが回避となって、兵庫からの遠征馬が強力だ。12月の園田金盃ではマイタイザンが逃げ切り、1番人気に支持されたタガノゴールドは4着。マイタイザンは1周目のスタンド前でペースを落として息を入れたのに対して、タガノゴールドは中団よりうしろからの追走で厳しい競馬になった。JBCクラシックJpnIや川崎の報知オールスターカップで全国レベルの馬たちと対戦経験があり、能力的にはタガノゴールドが上と見る。
地元勢で注目はナインオクロック。中央入りしての1戦こそ結果が出なかったが、名古屋では13戦全勝。しかも前走ガーネットオープンでは、直後を追走してきたサンデンバロンを直線で突き放すという強い勝ち方だった。ただそのとき54キロだったのが、今回は他の牡馬と同じ57キロを背負うのがどうか。
重賞でも堅実に上位に食い込むポルタディソーニだが、今回は兵庫からの遠征馬がいかにも強い。
エイシンミコノスは、ここ2戦の重賞がイマイチ。前走ムーンストーンオープンを勝って3連勝としたミラクルシップだが、今回は一気の相手強化。ともに連下の一角に食い込めるかどうか。
◎2タガノゴールド
○1マイタイザン
▲10ナインオクロック
△11ポルタディソーニ
△9エイシンミコノス
△6ミラクルシップ
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昨年ダートグレードを制したエイシンヴァラー、エイシンバランサーが揃って不在となっても、兵庫の1400m路線はかなり層が厚い。出走メンバーの半分ほどは勝ってもおかしくないようなメンバーで、印の順番は迷うところ。
とはいえやはり兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで地方最先着の3着だったキクノステラに期待だろう。上リ3ハロン37秒8はメンバー中最速で、4コーナー6番手から顔を泥だらけにしながら追い込み、アタマ+3/4馬身まで迫るというまことに惜しいレースだった。兵庫再転入後、負けらしい負けは名古屋に遠征したマイル争覇(6着)だけ。まだ底を見せていない。
アールプロセスは中央オープンから転入し、初戦の1230メートル戦を勝って臨んだ兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIが7着。中央のオープンでは1200メートルを中心に使われていただけに、コーナーを4つ回る1400メートル戦はちょっと距離が長いかもしれない。
リッパーザウィンは中央準オープンから転入。中央での4勝はすべて芝で、ダートでは4着が最高という成績だった。しかし移籍後は、すでに1400メートルのA1特別で3勝を挙げている。この馬も能力は未知数だ。
ナチュラリーは兵庫ゴールドカップを7番人気で制し、その後の3戦も3着以内に好走。今回は昨年5月以来となる久々の1400メートル戦がどうか。
ハタノキセキは昨年の2着馬。その後兵庫ゴールドカップで7着だった以外は、3着以内に好走。ただ今回のメンバーは楽ではない。
タガノカピートは下級条件から連戦連勝で勝ち上がり、前走A1A2特別で4着に敗れ連勝がストップ。重賞初挑戦となる今回が正念場。
◎5キクノステラ
○2アールプロセス
▲10リッパーザウィン
△4ナチュラリー
△6ハタノキセキ
△9タガノカピート
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