NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ダートグレードのタイトルにはもう一息のところで手が届かないものの、地元同士ならカツゲキキトキトの絶対王者はゆるぎない。ダートグレード制覇をあきらめたというわけではないのだろうが、どうやら(ダートグレードを除く)地元古馬重賞完全制覇というのを目標にするという話しが伝わってきた。この名古屋記念は2017年にすでに勝っていて、新春盃は事実上A2以下の重賞なので例外とすると、2月の梅見月杯を勝てばコンプリートとなるのではないか。
相手は、マイル争覇でカツゲキキトキトの2、3、4着だった馬たちの再戦だが、1400メートルならメモリートニックを上位にとる。マイル争覇では予想通り逃げたものの、カツゲキキトキトに来られる前にポルタディソーニに並びかけられて直線で苦しくなり4着だった。
マイル争覇では、その流れで直線切れ、2着に入ったのがサンデンバロン。昨年の名古屋記念は1番人気にこたえての勝利だったが、重賞では人気を裏切ったり、逆に人気薄で馬券にからんだり、穴馬的なところがある。
ポルタディソーニは1400メートルでも勝ち星があるが、ほとんどが3歳前半までのもの。重賞をコンスタントに使われるようになった3歳秋以降は1600メートル以上のほうが良績を残している。
◎6カツゲキキトキト
○4メモリートニック
▲1サンデンバロン
△2ポルタディソーニ
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