今シーズン、重賞で馬券圏外と1着を交互に続けているオレノココロ。今回は勝つ順番......という単純なものではなく、今シーズンは障害がだいぶ改善されてきたと思われたところ、岩見沢記念は、忘れた頃にやってくるオレノココロの障害苦戦、だった。2戦続けての障害失敗はないと見て、今回はこの馬から。高重量戦になって最大20キロの差なら問題にしないだろう。
相手には、高重量戦でもレースぶりが安定してきたセンゴクエース。岩見沢記念では今回と同じ10キロ差でオレノココロに先着しており、基礎重量が増えたここでどうか。
安定感では断然のコウシュハウンカイだったが、ばんえいグランプリでまさかの馬券圏外となり、岩見沢記念は出走取消。立て直してくるかどうか。
馬券的妙味はシンザンボーイ。今シーズン重賞初挑戦だったばんえいグランプリで3着に好走。昨シーズンは、ばんえいグランプリ8着惨敗からの北見記念が、最下位6着とはいえ、勝ったコウシュハウンカイとは12秒5差。今年はばんえいグランプリで好走ということなら、昨年以上の結果があっても驚けない。今年7歳、古馬重賞戦線の新興勢力として食い込んでくるかどうか。
フジダイビクトリーの出番はまだここではないと見て無印。
◎7オレノココロ
○5センゴクエース
▲4コウシュハウンカイ
△3シンザンボーイ
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北海道・岩手の交流だが北海道所属馬は上級認定競走の勝ち馬には出走権がないという条件。ラブミーチャンの2番仔ラブミージュニアは出走予定だった9月6日のウィナーズチャレンジが取止めとなって、結果的に1200メートルまでしか経験しておらず、距離などさまざまに未知数だが、大敗したのは流れに乗れなかった栄冠賞だけ。前走2歳オープンで先着されたキスミーローズは、その後エーデルワイス賞JpnIIIで着順こそ9着だが勝ち馬から1秒3差とそれほど負けていない。輸送や初めての左回りなどをこなせれば能力は最上位といえそうだ。
能検のときから素質を高く評価されていたのがイコライザー。ここまで勝ったのはアタックチャレンジだけだが、2走前のオープンでは差のない3着と好走。惨敗したのは1700メートル戦だけで、前走盛岡芝のジュニアグランプリでもコンマ2秒差の3着に好走しており、ここも能力の発揮できる舞台だろう。地元リーディングの山本聡哉騎手が鞍上ということでも期待だ。
ヤマショウブラックは、1000メートルのデビュー戦で5着に負けたあとは1700メートル戦のみを使われてきて、未勝利戦とアタックチャレンジを勝利。今回コーナー2つの1400メートル戦がどうか。
地元勢ではビギナーズカップ3着のウィズジョイがどこまでやれるか。
ハッピーエマーブルは2走前のオープンでラブミージュニアとそれほど差のないレースをしているが、好走が1000メートルだけなのが気になるところ。
◎9ラブミージュニア
○6イコライザー
▲8ヤマショウブラック
△2ウィズジョイ
△4ハッピーエマーブル
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