NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
大井の重賞やオープンで上位を争っていたサクラレグナムは9歳になった今年もさすがにそのレベルの能力を発揮していて、さきたま杯JpnIIこそ6着だったが習志野きらっとスプリントは58キロを背負って勝ち馬から2馬身差の3着と見せ場をつくった。高知の馬場は単純なタイム比較は難しいが、高知移籍初戦だった1400メートル戦の勝ちタイムが1分28秒3で、過去10年の建依別賞の勝ちタイムとの比較でも2番めに速いタイム。地元同士なら力の違いを見せつける。
キープインタッチも大井のオープンから転入し、目下4連勝中と底を見せていない。転入初戦こそ1400メートル戦だったが、ここ2戦は1600メートルを使われており、中央時代も大井でも1600メートル以上を使われてきただけに距離への対応がポイントになりそう。
ヨッテケは、ときに取りこぼしもあるが下級条件から順調にクラスを上げてきた。A-1特別初挑戦となるはずだった前走(予定)は出走取消だったが、その前のA-3戦は6馬身差の圧勝と高いパフォーマンスを見せていた。
昨年のこのレースが3着で、黒潮マイルチャンピオンシップを制しているワイルドコットン、兵庫から転入してA-3までではあるもののここまで6戦5勝というエイシンファイヤーらは上位に食い込めるかどうか。
園田FCスプリントを制したカイロスだが、どうも地元高知では安定感に欠ける。高知で重賞を勝ったのは昨年の福永洋一記念だけで、ここも疑ってかかる必要はありそう。
◎10サクラレグナム
○7キープインタッチ
▲8ヨッテケ
△2ワイルドコットン
△6エイシンファイヤー
△1カイロス
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