NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ブルドッグボスは、昨年のクラスターカップJpnIIIを勝って以降、勝ち星は大井のオープン特別だけだが、ダート短距離の一線級が集結する東京盃JpnIIやJBCスプリントJpnIでほとんどタイム差なしの2着、3着。前走根岸ステークスGIIIこそ5着だったが、直線半ばで一旦は先頭に立ち、その後にフェブラリーステークスGIまで制することになるノンコノユメのレコード勝ちからコンマ9秒差なら悪い競馬ではない。この路線では安定して高い能力を発揮する。
相手にはキングズガード。チャンピオンズカップGIは8着だが勝ち馬からコンマ5秒差、根岸ステークスGIIIこそブルドッグボスに次ぐ6着だったが、フェブラリーステークスGIではノンコノユメからコンマ7秒差の6着。今回のメンバーではもっともレベルの高いところで好走を見せている。
兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを制したグレイスフルリープは明けて8歳。今回も、ハンデ戦だった兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIと同じ別定58キロ。勝つときは強いレースをするが、そうでないときはさっぱりというタイプだけに、中心としては狙いにくい。
1000万条件から準オープンを連勝して重賞初挑戦となるコパノマイケル、中央から兵庫移籍初戦を楽勝したエイシンスパルタン、昨年のサマーチャンピオンJpnIIIを制したラインシュナイダーまで、馬券圏内の可能性がありそう。
◎5ブルドッグボス
○8キングズガード
▲10グレイスフルリープ
△3コパノマイケル
△9エイシンスパルタン
△6ラインシュナイダー
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