NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
兵庫から遠征のエイシンヴァラーは、昨年1月に中央オープン特別勝ちがあり、転入後3戦目となった兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでも地元最先着の5着。圧巻だったのは3走前のA1特別で、不良馬場だったとはいえ園田の1400メートルで1分26秒4はなかなか出るタイムではない。あのトウケイタイガーでさえも、園田1400メートルではマークしたことがない。JpnIIIの兵庫ゴールドトロフィーではさすがに不良馬場になると1分25秒台が出ることもあるが、それに匹敵するするようなタイムだ。問題は1番枠。通常、高知では砂が重い内枠は不利とされるので、その1番枠をどうさばくか。
サクラインザスカイは昨秋の門別でA1特別での勝利があり、それでいてC1級での転入。一昨年にはなるものの、エトワール賞や道営スプリントなどの短距離重賞でも上位争い。いきなりでも勝負になりそう。
ナンヨーマークは中央準オープンで頭打ちになっての転入。とはいえ前走A-2の一般戦で2着に6馬身差をつける楽勝。ここに入っても互角のスピードを見せそうだ。
遠征、転入勢が強力で、5戦連続連対中のカイロスは押し出される形での△。
セトノプロミスは昨年、地元高知の重賞を5戦してすべて掲示板内の好走。1900メートルの二十四万石賞を制して、1300メートルのトレノ賞で2着はあるが、この距離はやや割引か。
◎1エイシンヴァラー
〇10サクラインザスカイ
▲2ナンヨーマーク
△9カイロス
△7セトノプロミス
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