
この世代の東海勢は勝ったり負けたりの主役不在。金沢のヤマミダンスが出走すればレースとして相当違ったものになっただろうが、不在となっての混戦。
ならば中心は兵庫から遠征のスターレーン。4戦連続2着が続いていて、2走前の園田クイーンセレクションは、直線先頭に立ったところ、ゴール寸前でカツゲキマドンナにとらえられたが、レースぶりから能力的にはこちらのほうが上と見てよさそう。前走梅桜賞の2着は、相手がヤマミダンスでは仕方ない。
混戦ゆえに怖い存在が新興勢力のショルト。中央2戦未勝利からの転入初戦が大差圧勝。今回と同じ1400メートル戦の勝ちタイム1分30秒7は、3歳馬同士ならそのまま重賞で通用する時計だ。
1〜4番枠に東海の重賞勝ち馬がずらりと並んだが、先手がとれずに惨敗した梅桜賞に目をつぶれば、メモリーミラクルの重賞での好走が目立つ。前走スプリングカップの勝利から力をつけて一気に台頭という場面もあるかもしれない。
佐賀のコパノレイミーは前走で飛燕賞を快勝。とはいえ、この世代の上位クラスが抜けてというメンバーだっただけに、今回のメンバーを相手でどんなレースができるか。ただ佐賀に移籍してからはレースを重ねるごとに力をつけている。
園田クーンセレクションを制してスプリングカップでも2着だったカツゲキマドンナ、笠松では3連勝の勢いを見せていたセレニティフレアらにもチャンスはありそう。
◎12スターレーン
◯8ショルト
▲4メモリーミラクル
△9コパノレイミー
△6カツゲキマドンナ
△3セレニティフレア
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