ここは実績的にも白山大賞典JpnIIIの1、2着、ケイティブレイブとアムールブリエの一騎討ちだろう。白山大賞典は、2番手から直線で先頭に立った55キロのケイティブレイブに、牝馬ながら57キロを背負っていたアムールブリエが1馬身差まで迫って2着。それが今回は2頭ともに55キロ。アムールブリエにとっては昨年も同じ55キロで勝っている舞台で、しかもこれがラストランということでは負けられないところ。
ケイティブレイブは、白山大賞典JpnIII、浦和記念JpnIIと連勝。両レースともほかにハナを主張する馬がいて2番手からの競馬になったが、今回はハナを切れそうなメンバーで、どんなペースでレースを引っ張るかが見どころとなりそう。
ユーロビートは、一線級が集まったJBCクラシックJpnIの6着は仕方ないとして、東京記念では超スローで単騎逃げとなったストゥディウムが直線で粘るところ、これをとらえて突き放してというレースぶりは、さすがにグレードウィナーの実力を見せた。それが昨年のマーキュリーカップJpnIII以来1年以上ぶりの勝ち星となったが、その間にもダイオライト記念JpnII・3着などダートグレードでの入着はたびたびあった。展開ひとつで上記2頭に割って入る可能性もあるのではないか。◎◯に人気が集中するだろうから、馬券的にはこの馬を狙ってみるのも面白いかもしれない。
ストロングサウザーは、好走と凡走の落差が大きくなかなかに狙い所の難しい馬。白山大賞典JpnIIIは2着のアムールブリエに半馬身差、浦和記念JpnIIは勝ったケイティブレイブから3秒7離されての大敗。さすがに逆転までは難しいだろう。
地元の期待はカツゲキキトキト。遠征した白山大賞典JpnIIIは6着だったが、地元名古屋では地方同士とはいえ2月から負けなし。ここは来年へ向けての試金石。
メイショウヒコボシは、浦和記念JpnIIではケイティブレイブから1秒9離されての4着。今回も同じように差をつけられたとしても、出走馬の能力差に加え、長距離戦ということもあり、馬券圏内に入る可能性はある。
◎アムールブリエ
◯ケイティブレイブ
▲ユーロビート
△ストロングサウザー
△カツゲキキトキト
△メイショウヒコボシ
名古屋グランプリの出走表はこちら