地元勢に無敗馬が2頭いて、勝ち方に余裕があるとはいえ、過去の兼六園ジュニアカップなどと比べるとタイム的には平凡。ならば強い相手との経験豊富な北海道からの遠征馬を狙ってみたい。
本命は園田から転戦のフィールザファイア。園田プリンセスカップでは、直線でナンネッタに差を広げられたとはいえ、向正面から追ってきて最後まで食い下がった。勝ったナンネッタの勝ちタイムは、園田プリンセスカップが重賞格上げとなった2005年以降で最速。5馬身差をつけられたフィールザファイアでも、勝っていておかしくないパフォーマンスだった。それを経験してのさらなる上積みも期待できる。
地元勢では2戦2勝のヤマミダンス。前走もスタートから先頭に立つと、後続との差を測りながら軽く気合をつけられただけで余裕の勝利。まだまだタイムは詰められる。ただ直線完全に1頭だけになって馬が遊び遊びになっていたのが気になるところ。母キウィダンスは名古屋に所属して重賞9勝の活躍馬。読売レディス杯や園田の重賞も勝っていた。
デビューから5連勝がヴィーナスアロー。前走金沢プリンセスカップは、中団追走から3〜4コーナーあたりでは、これで勝てるのだろうかという行きっぷりだった。しかし直線だけでバーバリアンをとらえ、まだ余裕があった。ただレースぶりからするとヤマミダンスのほうに能力の高さを感じる。
バーバリアンは、金沢プリンセスカップ2着のあとの金木犀賞で強い勝ち方を見せた。北海道から転入して今回が3戦目。上積みが見込めそう。
アンジュジョリーは、門別でデビュー2戦目から2連勝。未知の魅力はある。
フィールザファイア同様、園田プリンセスカップ(4着)から転戦のイケノアサも連下争いなら。
◎11フィールザファイア
◯2ヤマミダンス
▲3ヴィーナスアロー
△6バーバリアン
△7アンジュジョリー
△4イケノアサ
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