NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
この開催では翌16日にS1重賞の九州大賞典(2500m)が組まれ、この五ケ瀬川賞は1800mのS2重賞。残念九州大賞典という位置づけではあるのだが、10頭の登録で実際に出走してきたのは5頭と寂しい頭数になった。
中心はなんといってもシンゲツ。昨年秋に高知から転入し、2着以内を外すことなく着実にクラスを上げてきた。3走前の池田湖賞で初めて連対を外す5着があったが、その後は中距離のA級特別で1、2着。一線級は九州大賞典にまわってという5頭立てならチャンスは大きい。
そのほか4頭にはさまざまに不安要素があって、消去法という感じでの対抗が、中央から転入初戦のメイショウインロウ。未勝利のあと園田で2勝を挙げ中央に戻ったが、やはりダートはあまり得意ではないだろうというここまでの戦歴。とはいえ昨年あたりでも中央の準オープンで勝ち馬からたびたび1秒差以内では走っており、その能力の高さならそれなりのレースができるのではないか。
ミスタージャック、ランドオウジは活躍の中心が1400メートルで、どちらかといえばミスタージャックのほうがこの1800メートルでも対応できそう。
◎2シンゲツ
◯5メイショウインロウ
△3ミスタージャック
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