グランダム・ジャパン3歳シーズンの第4戦で、同じ名古屋の第2戦・若草賞からちょうど半数の6頭が出走してきた。別路線組に重賞上位実績馬がいないというメンバーだけに、やはり若草賞の上位馬が中心となる。
船橋のクラトイトイトイは、若草賞では直線を向いて、逃げていたスマイルプロバイドをとらえると、そのまま突き放しての楽勝だった。左回りはうまく走れないとのことで、浦和の桜花賞は使わずに名古屋に遠征して結果をだした。2日後に大井の東京プリンセス賞もあるが、グランダム・ジャパン3歳女王の座を狙って他地区のポイントが稼げる名古屋に再びの遠征。1600メートルの距離も、大井の桃花賞で大接戦の3着がある。今回、ハイペースで飛ばすホウライマリーンが不在となっただけに、大外枠でも好位をとれれば楽にレースを進められそうだ。
若草賞で直線一気の末脚で2着に突っ込んだのがディアマルコ。あらためて高知の遠征しての強さを見せつけた。今回は内枠でもあり、落ち着いた流れになるなら、ひょっとして逃げる手もあるかもしれない。
若草賞では4着以下はかなり差がついていただけに、別路線組から3戦連続連対中のラサンタクルスが上位を狙えそう。3歳牝馬同士の金シャチエンジェルズを勝ち、前走うぐいす特別は4馬身差の2着だったが、勝ったマイネルアクティヴは中央から転入後7戦6勝と、まだ底を見せていない馬。ラサンタクルスはここにきて力をつけている可能性はある。
チェンジイットは若草賞は7着だったが、それを含めて14戦して3着を外したのは2度だけという堅実な成績。牝馬同士なら上位食い込みも可能。
ラブミーリバティーは、若草賞ではやや差のある4着だったが、今回もメンバー的に上位を狙えそう。ただ連対実績が1200メートル以下なだけに、距離的な不安はある。
牡馬相手の新緑賞で4着だったキタノアドラーブルも上位にからんでくる実力はありそう。
◎12クラトイトイトイ
◯2ディアマルコ
▲10ラサンタクルス
△9チェンジイット
△5ラブミーリバティー
△1キタノアドラーブル
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