ヴェスヴィオはここまで新馬戦での1勝のみだが、羽田盃5着、東京ダービー3着と南関東三冠で善戦。そして秋、復帰初戦のスターバーストカップでは、直線、牝馬のララベルと叩き合ってクビ差の2着。秋になっての充実ぶりがうかがえた。たしかに3着のストゥディウムより3キロ軽い斤量での1馬身差だが、ひと叩きされての上積みがあれば勝負になると見る。
オウマタイムは、東京ダービー6着以来の休み明けで、どこまで仕上がっているか。3コーナー早め先頭というレースぶりは、小回りの水沢コースなら一気に押しきれる可能性もある。
羽田盃馬ストゥディウムのこの秋は、戸塚記念では見せ場なく6着。スターバーストカップは3着だったとはいえ、前半1000m通過が69秒台という超スローペースの前残りで、それでも最後はよく差を詰めた。しかし続く前走、古馬との埼玉新聞栄冠賞では再び後方まま見せ場なくという8着。この秋これが4戦目というのも気になるところで、あまり強くは推せない。
転入初戦で不来方賞を制したのがダイワエクシード。スタートから先頭に立ち、4コーナーでは鞍上が後ろを振り返る余裕で、直線で追い出されると後続をあっという間に突き放すという強い勝ち方だった。南関東三冠の上位馬を相手にどこまでやれるか。とはいえ、その南関東の有力馬が必ずしも順調というわけではないので、印は△だがひょっとしたらという可能性もある。
東京ダービー馬ラッキープリンスは、中央に挑戦したレパードステークスGIIIが直線失速しての大敗で、埼玉新聞栄冠賞も3コーナーから失速して9着。好不調の波が大きいタイプで、復活は少し先のように思う。
◎3ヴェスヴィオ
○11オウマタイム
▲4ストゥディウム
△12ダイワエクシード
△6ラッキープリンス
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