B級馬による1400mのS2重賞。
ミスタージャックは船橋から転入しての2戦は惨敗だったものの、その後の3戦はまるで馬が変わったように先行できるようになって圧勝続き。2着馬との着差も8馬身、6馬身、6馬身というもの。このメンバーでは力が抜けている。
ナイルエクスプレスは、ときに惨敗もあるが、3走前、4走前には1400mの良馬場で1分29秒台という好タイムをマークしての好走。ムラ掛けではあるものの、能力を発揮したときにはこのクラスでは高いレベルにある。
中央未勝利から転入初戦のマイネルヘルックは、この春から夏に好走続きで、未勝利を脱出できなかったのが惜しまれる成績。今回初めてのダートで、しかも中央時は1600m以上しか経験がなく、いきなり地方のダートが合うかどうか。
ミッキーバルーンは中央1勝から転入し、勝ち馬からやや差があっての5着、3着。しかし今回、◎○以外はかなりメンバーのレベルが下がった。1400mさえこなせれば上位入着のチャンスはある。
◎4ミスタージャック
○8ナイルエクスプレス
▲1マイネルヘルック
△3ミッキーバルーン
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芝実績を評価したらいいのか、短距離実績を評価したらいいのか悩むメンバー構成。そんな中、今回と同じ舞台のOROスプリント特別を1番人気で制しているエーシンシャラクが中心だろう。笠松から転入後、連対を外したのは芝1600mの桂樹杯だけ。それにしても勝ち馬からコンマ6秒差。今回のメンバーでは安定感も抜群だ。
もう1頭、今シーズン10歳にして目下3連勝中というのがケイアイアストン。OROスプリント特別ではエーシンシャラクに1 1/4馬身差2着。この馬も短距離で結果を残していて、3連勝もB級でのものだが、芝1000mが舞台なら十分にやれる。
芝実績はあるが距離に疑問なのがイグゼキュティヴ。中央でも2歳時に芝1200mを一度使ったことがあるだけ。今シーズンの開幕前に転入して、勝ち星こそないものの、かきつばた賞3着、桂樹杯3着は、ともにゴール前追い込んで見せ場たっぷりのレースぶり。1000mのペースについていければチャンスはある。
ナリタメロディは、芝1000mのB級戦でケイアイアストンに僅差の2着が2度。今回はメンバーのレベルが上がるが、距離適性でどこまで食い下がれるか。
シルクアーネストはさすがに中央芝オープンの実績があって、昨年秋の芝重賞で連勝。ところがここ2戦はいまひとつの成績。復活なるかどうか。
ヒラボクビクトリーも今シーズン転入してかきつばた賞で惜しい2着があったが、近走はいまひとつの走り。この馬も一気の距離短縮をこなせれば。
◎9エーシンシャラク
○11ケイアイアストン
▲1イグゼキュティヴ
△7ナリタメロディ
△4シルクアーネスト
△5ヒラボクビクトリー
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