グランダム・ジャパン3歳シーズンはここまで3戦を終え、ポイント争いで抜け出している馬はまだなく、11ポイントの佐賀・ユズチャン、10ポイントで地元名古屋のジュエルクイーン、9ポイントの兵庫・トーコーヴィーナスという有力馬がここで直接対決となった。
名古屋の梅桜賞を圧勝しているトーコーヴィーナスに期待する。自身、グランダム・ジャパンの初戦となったのが浦和に遠征しての桜花賞で、みずからペースをつくて直線はララベルとの一騎打ち。惜しくも半馬身差で2着だったものの、3着馬には4馬身差をつけていた。重賞3連勝となったララベルと互角の勝負をしたということなら、ここでは実力的に一枚抜けていると見る。さらに、ライバルとなりそうな有力2頭が外枠に入ったのに対し、おそらくハナを切るであろうこの馬が、3コーナーポケットからスタートする1600メートル戦で4番枠に入ったというのも断然有利だ。
若草賞では7着に敗れたユズチャンだが、初めての遠征に加え、スタート後に置かれてまったくレースにならなかった。地元に戻ってのル・プランタン賞では、あらためて力のあるところを示しており、一度経験している名古屋で巻き返すと見る。
その若草賞を制したのが、2歳シーズンの女王ジュエルクイーン。若草賞では最後にハナノパレードを3馬身突き放したが、4コーナー手前から直線を向くあたりでは相変わらず反応がズブい感じだった。若草賞以上に相手が強力になって、どんなレースを見せるか。
以上3頭の争いと見るが、どれかが崩れたときの3着争いに、目下4連勝中のアナザーデイ、スプリングカップを制して若草賞でジュエルクイーンの2着だったハナノパレード、梅桜賞でトーコーヴィーナスの2着だったブラックスキャットらが食い込めるかどうか。
◎4トーコーヴィーナス
○11ユズチャン
▲10ジュエルクイーン
△8アナザーデイ
△5ハナノパレード
△3ブラックスキャット
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