サイモンロードは、前走名古屋大賞典JpnIIIでは中央勢上位独占を崩すことはできなかったが、浦和記念JpnIIで3着などがあるトーセンアレスに6馬身差をつけ、地方最先着の5着と地元代表の意地を見せた。ダートグレードで互角の勝負をしていたころと比べると、まだ八分程度に思えるが、それでも去勢した効果でかなり力を発揮できるようにはなってきている。地方馬が相手なら負けられないところ。
ピッチシフターは、JBCレディスクラシックJpnI以来5カ月ぶりの復帰戦。昨年はかきつばた記念JpnIIIでサイモンロードに先着しての4着があり、サマーチャンピオンJpnIIIでも牡馬を相手に2着と好走。狙いはおそらくかきつばた記念なのだろう。どこまで仕上がっているか。
トップフライアーは、中央準オープンから転入して3連勝。しかも2着にいずれも1秒以上の差をつけてという圧倒的なレースぶり。前走1400メートルのA1特別での1分27秒1(稍重)という勝ちタイムは、重賞でも十分通用するもの。
遠征勢では、兵庫のエーシンユリシーズが、笠松に遠征した白銀争覇を含めて3戦連続2着。兵庫では1400メートルの古馬重賞が限られるだけに、ここを狙っての遠征だろう。ただ今回は白銀争覇よりも東海勢のメンバーが揃った。
エナエビスは、菊水賞の競走中止と兵庫ダービーでの5着以外はここまですべて連対。ただ古馬一線級との対戦がはじめてとなるだけに、どこまでやれるか。
A2特別で2連勝中のラヴィドールも一線級との対戦となるとやや経験不足で、連下争いまで。
◎6サイモンロード
◯9ピッチシフター
▲10トップフライアー
△11エーシンユリシーズ
△8エナエビス
△7ラヴィドール
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