NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
この開催で最上級のクラスで組まれたのは1400メートルのこのレース。中央から転入3戦目となるプルーフポジティブが中心。前走、年末開催の、いわば"残念"中島記念として組まれた宝満山賞を逃げ切り5馬身差の圧勝。中島記念組もいるものの、いずれも勝ち馬から大きく離された馬ばかりで、既存勢力との比較では能力上位。あとは転入初戦の馬たちがどうかということになる。
その相手になりそうなのは、兵庫のA級1組から転入初戦となるタガノブリガデイロ。9月には1400メートルの重賞、園田チャレンジカップで3着があり、園田最終戦こそやや離されての7着だったが、それまでは勝ち馬から
1秒以内の差で掲示板は確保していた。オープンの一線級がいない今回のメンバーなら十分に通用しそうだ。
バルーンは北海道から転入初戦だった前走九州オールカーマーでは1番人気に支持されたものの見せ場をつくれず6着。転入2戦目での変わり身に期待。ただこの馬にこの距離はちょっと忙しいかもしれない。
600キロを超える大型馬として人気のクリーンが転入してきた。南関東では2013年10月の勝利を最後に、その後は2秒前後かそれ以上の差をつけられての惨敗続き。ただそのすべてがオープンクラスなだけに、ここなら通用する可能性はある。
ジェットヴォイスも1年以上勝ち星から遠ざかっているが、S1重賞で一線級と戦ってきているだけに連下までならあるかもしれない。M&Kジョッキーズカップ参戦にともなっての騎乗となった山本聡哉騎手がどんなレースを見せるかにも注目。
◎8プルーフポジティブ
◯7タガノブリガデイロ
▲3バルーン
△1クリーン
△6ジェットヴォイス
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