NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
グランダム・ジャパン2歳シーズンの女王となったジュエルクイーンだが、最終戦の東京2歳優駿牝馬は5着。NARグランプリ・2歳最優秀牝馬のタイトルも逃すこととなった。その東京2歳優駿牝馬では、馬が横を向いているときにゲートが開いて中団からの競馬となり、力を発揮できず。管理する川西毅調教師はほんとうに悔しそうだった。今回は出走10頭中、自身も含めて8頭が牝馬。牡馬2頭がともに重賞実績がないというメンバーなら負けられない一戦。
ワールドウェーブは、金沢から笠松に移籍後が好成績で、準重賞のジュニアキングではティープリーズにアタマ差の2着があり、ライデンリーダー記念でも3着。そして8日の若松特別を1番人気にこたえて勝った。笠松に来て充実し、相手関係次第では重賞も狙えそうな勢いはある。
ヒメカイドウは10月に名古屋のゴールドウィング賞を制し、ラブミーチャン記念はジュエルクイーンの3着。12月4日のセレクトゴールド(3着)のあと兵庫に移籍して久々となるが、昨年秋からの安定した成績は好印象。上積みがあれば勝負になる。
しばらく差をつけられての敗戦が続いていたネイチャークルーズだが、若松特別では勝ったワールドウェーブからコンマ6秒差の5着と、久しぶりに見せ場のある競馬。まだまだ上位は狙える位置にいる。
ユーセイシリウスは、ジュニアキング、ライデンリーダー記念こそ差をつけられての敗戦だったが、11月のJRA認定チャレンジ(4)では、その後にライデンリーダー記念を制すことになるマルヨバナーヌの2着があった。巻き返しがかかる一戦。
◎10ジュエルクイーン
◯5ワールドウェーブ
▲6ヒメカイドウ
△8ネイチャークルーズ
△9ユーセイシリウス
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