サマリーズは3歳以降はなかなか結果が残せなかったが、52キロで出走できたクラスターカップJpnIIIが、全日本2歳優駿JpnI以来久々のタイトルとなった。賞金的に地方のダートグレードでは除外対象となることが多く、出走できるとなれば、他の中央勢よりここぞという意識は高いはず。クラスターカップJpnIIIより2キロ重い54キロでの出走だが、トップハンデのタイセイレジェンドより5キロ軽いというハンデならチャンスは大きいと見る。
タイセイレジェンドは定量のJBCスプリントJpnIで僅差3着と好走を見せた。今回はトップハンデ59キロだが、このレースはハンデ戦になった2007年以降の勝ち馬は57.5キロ以上を背負わされた実績馬ばかり。ハンデ差以上に実績・実力の差が大きいということだろう。主戦の内田博幸騎手に戻ってという期待もある。
メイショウコロンボは、前走ダートのオープン勝ちで56キロならチャンスは十分。ほかに逃げる可能性のあるタイセイレジェンドやクリスタルボーイよりも内枠に入って、マイペースの逃げに持ち込めれば一気の逃げ切り勝ちも。
忘れた頃にダートグレードで穴をあけるのが高知の馬で、サクラシャイニーは中央オープンで好走実績があり、それでいて53キロなら上位に食い込む可能性は考えられる。赤岡騎手は過去4年で3回このレースに騎乗しているという経験も生きるだろう。
セレスハントは半年ぶりの休養明けに加え、9歳という年齢ではあまり強気にはなれない。ただ園田コースで久々に岩田騎手でということでは見限れない。
タガノジンガロは、園田で初めて中央勢を迎え撃つことになる。今回と同じ56キロで出走したサマーチャンピオンJpnIIIでは3着だったが、勝ち馬からは1秒近く離された。地元の利を生かせば上位争いも。
◎2サマリーズ
◯10タイセイレジェンド
▲8メイショウコロンボ
△3サクラシャイニー
△4セレスハント
△6タガノジンガロ
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