10月5日の秋桜賞とほぼ同じメンバー、負担重量の差も変わらずで、その秋桜賞を含めて3連勝中のアサヒメイゲツが人気になりそうだが、同様に調子を上げているシンザンボーイを狙ってみたい。秋桜賞は4秒9差の3着で、その翌週に行われたB3-1組戦ではアサヒメイゲツと1着同着。障害ひと腰先頭のシンザンボーイに対して、障害を越えてから平地でぐんぐんと追い込んでくるアサヒメイゲツ。日曜日は雨予報でもあり、先に行けたほうが有利と見る。
ハクタイホウは、ばんえい大賞典で僅差の2着に、秋桜賞でも2着。これらを含め6戦連続連対中とこちらも好調で、あとはトップハンデがどう影響するか。
そのほか、秋桜賞こそ5着だったものの好調のキサラキク、イレネー記念の覇者で休養明け2戦目となるホクショウマサル、ばんえい大賞典3着のあとに4連勝があったカンシャノココロらも差がなく混戦だ。
とにかく今シーズンのばんえい重賞は、「混戦」と言っておけば間違いないような気がする。
◎1シンザンボーイ
◯4アサヒメイゲツ
▲2ハクタイホウ
△5キサラキク
△8ホクショウマサル
△10カンシャノココロ
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ナムラダイキチがまたも戦線離脱となってしまったここは、セイカアレグロが強い。白山大賞典JpnIIIの8着はともかく、それを除けば今シーズンは6戦4勝、2着2回。先着されたのはナムラダイキチだけということなら、負けるわけにいかない一戦だ。
そのセイカアレグロを脅かしそうなのが、前走で久々の勝利を挙げたジャングルスマイル。セイカアレグロやマイネルリボーンらが出走せず少頭数の7頭立てだったとはいえ、今シーズン地元で負けていた2戦とは見違えるようなレースぶりだった。
マイネルリボーンは、今シーズン地元重賞で2、3、3着ときて、白山大賞典JpnIIIではセイカアレグロにも先着して地元最先着の6着だったが、まあこれはセイカアレグロが強力な中央勢相手に積極的な競馬をしてということもあっただろう。4歳とまだ若く、金沢の次代を担う存在となる可能性はある。
ケージーキンカメは、岐阜金賞のレースぶりが案外だった。スタート後の競り合いでハイペースになったとはいえ、最後方追走から前との差を詰めただけの4着。初めての古馬との対戦となったイヌワシ賞ではセイカアレグロにクビ差まで迫っての2着だったが、そこからの上積みは考えづらく△までとした。
この夏、大井から転入して2勝を挙げているキーパーも連下争いにからんできそう。
◎9セイカアレグロ
◯1ジャングルスマイル
▲7マイネルリボーン
△4ケージーキンカメ
△10キーパー
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