夏のこの時期だけに中央勢は絶対的な存在がなく、5頭いずれにもチャンスはありそう。
シルクフォーチュンは、着順の数字だけ見るとあまりよくないが、戦ってきた舞台の多くがGIやGII。少し前だが根岸ステークスGIII・3着のメンバーもレベルが高かった。盛岡の長い直線も末脚勝負のこの馬に合っている。
アドマイヤサガスは前走北海道スプリントカップJpnIIIが6歳にしての重賞初制覇。そのときの橋田満調教師のコメントが、「ダートなら高齢まで活躍できますから、6歳はまだ高齢の部類に入りません」というもの。これからさらなる活躍を期待しているようで、メンバー的にも北海道スプリントカップより恵まれた感じだ。
スイートジュエリーは重賞未勝利、サマリーズは重賞勝ちが2歳時のみで、ともに別定重量の加増はなく52キロでの出走は大きなアドバンテージ。スイートジュエリーはダート1200メートルのオープンで3着という実績があり、サマリーズは前々走の準オープンが久しぶりの勝ち星。ともにその力を発揮すれば今回も上位争いには食い込んでくる。
タイセイレジェンドは、昨年59キロで惜しい2着だったが、今年はさらに1キロ増の60キロでどうだろう。昨年はドバイ以来の休み明けということもあったが、今年はさらに長い9カ月ぶりの実戦。ここは休み明けのひとたたきで、斤量的に楽になる東京盃やJBCあたりが狙いではないだろうか。
地方勢ではダートグレードで入着のあるアイディンパワーがどうかだが、門別で2戦して船橋に戻ってという強行軍で結果が出ていないだけに、ここでの巻き返しというのも考えにくい。
◎14シルクフォーチュン
○4アドマイヤサガス
▲13スイートジュエリー
△9サマリーズ
△1タイセイレジェンド
△12アイディンパワー
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