
一冠目の菊水賞は、ニホンカイセーラがクリノエビスジンに6馬身、さらに3着には10馬身差をつけるという圧勝だったが、この世代のトップと目された3~4頭が不在というメンバーで争われたレースだっただけに、額面通りに受け取らないほうがよさそう。
そして戻ってきたのがトーコー軍団。トーコーガイアは1月の笠松・ゴールドジュニアを快勝。それ以来の復帰戦となった前走は、ゴール前でようやく抜け出してというレースだったが、叩いての変わり身に期待したい。
トーコーポセイドンは化骨が遅れたのに加えて疲労もあり、回復が遅れてぶっつけでの園田ダービーにようやく間に合った。園田ジュニアカップではトーコーガイアを半馬身差でしりぞけたが、今回はそれ以来5か月ぶりの実戦でどこまで仕上がっているか。
エイシンナカヤマは今年2月の3歳デビューで、そこから4戦負けなし。とくに前走、初めて距離を1700メートルに伸ばした一戦では、3~4コーナーで外から豪快にまくってきて抜け出した。父ハーツクライは、オークスをヌーヴォレコルトが勝ち、日本ダービーをワンアンドオンリーが勝ち、そして今週末の安田記念にはドバイを勝ったことでレーティングで世界のトップに立ったジャスタウェイが控えている。その父の勢いが園田にも届くかどうか。
菊水賞組は厳しいと見るが、2番人気で競走中止したエナエビスは、それ以外は負けておらず、まだ底を見せていない。
◎6トーコーガイア
◯8トーコーポセイドン
▲2エイシンナカヤマ
△9エナエビス
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