ばんえい菊花賞に出走していた馬が3頭。障害ひと腰先頭のクインフェスタが完全に逃げ切ったかに思えたところ、ゴールラインぎりぎりのところでパッタリ止って4着。追ってきたセイコークインが差し切ったかに思えたが、これも2頭に差されて3着と惜しい競馬だった。ここは、障害を越えてからの伸びがよかったセイコークインを中心にとる。前走B2級特別も圧勝して好調だ。
相手は、2月に黒ユリ賞を制しているナナノチカラ。今シーズンは9月に復帰してB3級からB1級で6戦4勝。前走4着は、溜めて障害ひと腰から追い上げたものの、前3頭が止らなかった。同世代の牝馬同士なら能力上位は間違いない。
アグリナデシコは3連勝中。若い世代の限定戦で連勝馬は怖い。格付け以上に力をつけている可能性がある。
メンバー中賞金格付け最上位はコウシュハクィーン。ばんえい菊花賞では、障害を越えて5頭6頭が横一線の争いに加わったものの、残り30メートルを切ってから動きが鈍って7着惨敗。前走も離されての7着で、ここ2戦のレース内容が気になるところ。
ばんえい菊花賞ではほとんど勝ったかと思われたクインフェスタだが、結果4着。8月~9月に3連勝のあとは勝ちきれないレースが続いており、クラスの壁があるのかもしれない。とはいえ黒ユリ賞では2着があるだけに、同世代の牝馬同士で、あらためて見直す必要はあるかもしれない。
センショウパワーは格下だが、ここ2戦に目をつぶれば堅実に上位を確保している。穴ならこの馬。
◎9セイコークイン
○6ナナノチカラ
▲5アグリナデシコ
△10コウシュハクィーン
△3クインフェスタ
△2センショウパワー
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九州大賞典まで3連勝中のデュナメスが回避し7頭立てとなったが、その九州大賞典でデュナメスに1馬身差と迫ったジェットヴォイスが出走してきた。7頭中6頭が九州大賞典組で、3着のマイウェイはジェットヴォイスから8馬身も離されていただけに、ここはジェットヴォイスが断然。4走前の転入初戦以来の勝利は間違いなさそうだ。
九州大賞典がほぼ人気順の決着だっただけに、離された3着だったとはいえ、相手はマイウエイ。
さらにその後ろは離れていたため、▲には唯一別路線組のキャプテンマジン。ただキャプテンマジンも、前走周防灘賞が前2頭が飛ばす乱ペースだったとはいえ、離されての6着はちょっと負け過ぎ。休養明け2戦目で状態が上向いていればというところ。
10歳だが、かつて重賞で上位を賑わしていたメイホウホップの底力にも期待したい。
◎4ジェットヴォイス
○3マイウエイ
▲5キャプテンマジン
△7メイホウホップ
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