出走12頭中、半数の6頭の前走が絆カップで、その絆カップが大荒れだっただけにここも難しい。
ランドオウジは重賞初挑戦だった青藍賞が3着。前走絆カップは、シャイニングサヤカが引っ張るハイペースを2番手から追走し、半馬身+半馬身差で3着に粘ったのは価値がある。中央時から1600~1800メートルというきわめて限られた距離のみを使われ、1400メートルは今回が初めてとなるが、絆カップで見せたスピードなら距離短縮がマイナス要因になることはないだろう。重賞初制覇のチャンス。
ライトマッスルは勝つ時と負ける時の落差が大きいが、それも逃げ馬の宿命だろう。3走前のオッズパーク杯は、スタート後にハナには立ったものの、直後の2頭に執拗に競りかけられ、3~4コーナーで早々と失速というもの。前走OROターフスプリントのように、先頭に立ってすぐに流れが落ち着けばそのまま押し切る力はある。昨年の栗駒賞は7着、今年の岩鷲賞は6着と、最近の水沢1400メートル戦では結果が出ていないが、ダート1400メートル戦は通算では6戦3勝と苦手にしているわけではない。
ヒカルジョディーは、前走絆カップを11番人気で勝利。1年半近くも勝ち星から遠ざかっていたために人気を落としていたが、復活のきっかけになるかもしれない。
ドリームクラフトは、ここ3戦こそ結果を出せていないが、今シーズンだけでもシアンモア記念2着、岩鷲賞勝利、青藍賞2着と、重賞でも実績を残してきた。
コスモフィナンシェも秋になって結果が出ていないが、みちのく大賞典、すずらん賞と重賞2勝の実績は侮れない。
10歳ゆえに軽視されるのか、常に穴馬の雰囲気がただようスーパーワシントンもおさえておきたい。
◎11ランドオウジ
◯10ライトマッスル
▲1ヒカルジョディー
△6ドリームクラフト
△4コスモフィナンシェ
△8スーパーワシントン
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