兵庫から1頭遠征があるものの、7頭立てとやや寂しい頭数となった。
その唯一の遠征馬、エイシンナナツボシに期待する。中央準オープンから道営記念を狙って昨年秋に北海道に移籍。目標とした道営記念は、当時北海道で期間限定騎乗していた阪野学騎手で惜しくも2着。その後兵庫に移籍し、名古屋に遠征した梅見月杯、地元の六甲盃でともに2着と好走している。梅見月杯は今回と同じ名古屋1900メートルが舞台だったが、この評価が難しい。勝ったサイモンロードからは8馬身も離されていた。1頭抜けて強い馬がいたときの2着以下の馬の評価は、その着順が実力通りとは限らない。その強い馬を負かしにいって惨敗した馬や、着狙いで上位に入ったような馬がいるからだ。ただエイシンナナツボシは、続く六甲盃が、その後帝王賞に挑戦するエリモアラルマにクビ差2着という好走だけに、その実力は評価できる。ただここ2戦は結果を残せていないだけに、前走から中1週でどこまで立て直してくるか。
地元筆頭は牝馬のスウィングダンス。重賞タイトルは、昨年正月に52キロで制した名古屋記念のみだが、続く梅見月杯は3着とはいえマルヨフェニックスに先着してのもの。昨年夏は、読売レディス杯、秋桜賞でともに5着だったが、これはエーシンクールディ、ロッソトウショウなど、牡馬相手でも重賞を勝てるような牝馬たちで、これは相手が悪かった。前走、1800メートルのルビーオープンで、昨年の名古屋記念以外では初めてのオープン勝ち。ここに来て力をつけている。順調度でいえば、エイシンナナツボシよりこちらのほうが上だ。
昨年秋には1400~1600メートルのオープン特別で3連勝していたデジタルゴールドは、今回の1900メートルの距離がどうか。
メモリージルバは重賞実績はないものの、前走1900メートルのA級2組特別を快勝して5戦連続連対中と好調だ。
◎1エイシンナナツボシ
◯5スウィングダンス
▲7デジタルゴールド
△4メモリージルバ
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