NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
これまで5月に行われていた福山ダービーだが、3月24日が福山競馬の最終日ということで、この時期に繰り上げて行われることになった。
この福山ダービーの1着賞金が150万円で、翌日の若草賞が350万円。牝馬で最有力のメイライトなどは、本来であれば地元代表として若草賞のほうに出るべきであろうが、こちらのダービーのほうを狙ってきた。
地元で負けたのはヤングチャンピオンのみで、ここまで12勝を挙げているカイロスが断然という感じだが、父サウスヴィグラスということもあり、距離への不安が捨てきれない。対してイワミノキズナ、メイライトには距離の不安はなさそう。メイライトのほうは実際に、牝馬同士とはいえ同じ距離の福山プリンセスカップを勝っている。カイロスにとっては、メイライトがひとつ内の枠に入って競り合いとなり、3コーナーあたりからイワミノキズナがまくってきて差すというパターンはないだろうか。というわけで、実際にヤングチャンピオンでカイロスを負かしているイワミノキズナを中心にしてみたい。
おそらく3頭に人気が集中するだろうから、馬券の買い方は難しい。それでもイワミノキズナが頭の連単ならそこそこつくはず。今年ここまでは福山リーディングを佐原騎手にゆずっているが、大井への移籍が発表された昨年までの福山リーディング三村騎手が、ヤングチャンピオンに続いてあっと言わせる場面があるかどうか。
3頭以外は実績に劣るが、逃げて2連勝中のマサタケローズが力をつけている。
◎イワミノキズナ
◯カイロス
▲メイライト
△マサタケローズ