フルゲート10頭に、金沢、笠松、名古屋、兵庫から計6頭の遠征馬。いずれも重賞勝ちがあり、このままグランダム・ジャパン古馬シーズンの一戦といってもいいようなメンバーが揃った。
昨年のグランダム・ジャパン古馬シーズンでは、もうちょっとのところで女王の座を逃したロッソトウショウがここでも中心。昨年は、初重賞の読売レディス杯こそ3着だったが、その後は遠征競馬で重賞を3勝。地方同士のレースでは負けていない。長距離輸送によるイレ込みの心配もあったが、最近ではだいぶ慣れてきてもいるようだ。今回は2カ月半ぶりの実戦でどこまで仕上がっているかがカギとなりそうだ。
エーシンアガペーは、兵庫サマークイーン賞ではロッソトウショウに2馬身差をつけられての2着だったが、レース内容的には接戦だった。その後にそのだ金曜ナイター初日の摂津盃で重賞初勝利。しかし兵庫クイーンカップでは5着に負けているように、常に持てる力を発揮するタイプではない。それでも1カ月前にマイル争覇を制したと同じ舞台だけに、再びの好走も期待できる。
マンボビーンは、2011年のグランダム・ジャパン3歳シーズン女王。昨年の兵庫クイーンカップでロッソトウショウに3/4馬身差2着など重賞でも常に善戦するものの、重賞勝利は3歳時以降遠ざかっている。今回も突き抜けるまではどうか。
地元の期待はフレアリングマリー。前々走クイーンカップを圧勝して、前走マイル争覇では5番人気ながらエーシンアガペーに1馬身差2着と好走した。今回は牝馬同士だが、相手関係的にはそのマイル争覇よりも厳しそう。
アルドラは昨年の金沢2冠馬で、ダービーグランプリでも差のない3着。TCK女王盃JpnIIIはさすがに相手が強かったが、そうしたところで揉まれて力をつけている可能性はある。
◎ロッソトウショウ
◯エーシンアガペー
▲マンボビーン
△フレアリングマリー
△アルドラ