寒菊賞を制したロックハンドパワーがひとまず岩手の2歳チャンピオンとなった感じで、シーズン終了後の北海道からの転入馬が挑むという構図となりそう。ただ道営時代に重賞で勝ち負けというレベルの馬がいないだけに、ここはロックハンドパワーにとっては負けられないところ。9月のビギナーズカップ(4着)のころは、岩手のこの世代はまだまだ混戦という状況だったが、寒菊賞の圧勝ぶりから頭ひとつ突き抜けた感じがある。ここを勝って世代最強を確定させたいところ。
転入組では、やはりプリンセスカップを勝ったブリリアントロビン。エーデルワイス賞JpnIIIは着順こそ9着だが、勝ち馬からの差は1秒4。その後転入して2連勝と底を見せていないだけに、ロックハンドパワーを負かせる可能性があるとすればこの馬。
ブラックタイガーも道営から転入後2連勝。ただ道営ではようやくアタックチャレンジを勝ったまでで、上記2頭との比較では実績的に見劣る。ただこの2連勝を岩手に来てからの成長と見れば勝ち負けまであるかもしれない。
岩手生え抜きでは、寒菊賞で8着惨敗だったテンショウリバイヴが巻き返すかどうか。南部駒賞ではロックハンドパワーに先着して地元最先着の4着。続く前々走のフューチャーステップでは重賞で好走しているハカタドンタクにハナ差の2着だっただけに、重賞でも上位争いの力はある。
ドラゴンチョッパーは、前走でブラックタイガーに1馬身差2着と善戦。
マンセイグレネードは8月の若鮎賞を制し、前走寒菊賞でもロックハンドパワーから離されたとはいえ2着を確保しているだけに、連下では押さえておきたい。
◎ロックハンドパワー
◯ブリリアントロビン
▲ブラックタイガー
△テンショウリバイヴ
△ドラゴンチョッパー
△マンセイグレネード