NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
フェブラリーステークスGIで久々に強いレースを見せたテスタマッタか、このレース連覇を狙うシビルウォーかという対戦だが、ここまでダートのオープン以上で直接対決が6度あり、いずれもテスタマッタが先着。特にテスタマッタは、昨年の東京大賞典GIから久々に岩田康誠騎手が手綱をとるようになって、すべて3着以内という安定した成績。対戦成績からも、実績からも、テスタマッタが上位だ。
シビルウォーに逆転の余地がないわけではない。夏に活躍しているように、暖かくなってきて調子を上げ、前走マーキュリーカップJpnIIIのレースぶりからは、さらに力をつけたように見える。グレード別定の今回はテスタマッタより1キロ軽くなるのもプラス。
ピイラニハイウェイは、昨年はかなり離されての4着だったが、今年になって佐賀記念JpnIIIで重賞初制覇を果たし、ダイオライト記念JpnIIでは一線級相手にハイペースを控えて接戦の2着に持ち込んだ。ここ一番での勝負強さがある。
JRA勢で唯一重賞タイトルがないのがメイショウタメトモだが、昨年は川崎記念JpnI2着にこのレースでも2着。有力2頭が中団で牽制し合えば、この馬の粘りこみという可能性も。
ダイシンオレンジは近走のレースぶりがいまひとつ。調子次第で連下があるかどうか。
◎テスタマッタ
◯シビルウォー
▲ピイラニハイウェイ
△メイショウタメトモ
△ダイシンオレンジ